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「だっ、だっ」 よく晴れた日曜の昼下がりだった。南側に面したその部屋には暖かい日差しが燦々と差し込んでいる。 「やべでねっ、でいぶのあがじゃんをゆっぐぢざぜでねっ!」 部屋の中に響くは、まだ立つことも出来ぬ程幼き赤子の楽しげな笑い声と、その赤子に玩具として与えられたゆっくりれいむの悲痛ななき声。 玩具であるれいむは目の前で繰り広げられている遊戯――自身にとって惨劇に他ならない光景を前にただただ涙を滝の如く流していた。 「やべで……もうやべでね……」 「だっ」 「ゆぴっ!?」 赤子の笑い声と共に生じたのは、赤子の手の中にいる、れいむの子である赤れいむの髪が引き抜かれた音と、赤れいむの悲鳴だ。 「や、やめちぇ……りぇいむのかみかえちちぇ……ゆ゛っ゛!!」 蚊が鳴いたかのようなか細き赤れいむの声をまるで意に介さず、赤子は更に赤れいむの髪を引き抜いた。 小さな子供が意味もなくティッシュを引き抜いて遊んでいるかのように、その顔は無邪気だ。 事実、赤ゆっくりの髪を引き抜くことはティッシュを箱から引き抜くかの如く容易である。 既に手の中の赤れいむは度重なる髪を引き抜かれたことによる激痛と、大切な髪が無残に引き抜かれたことによるストレスで死に体だ。 親であるれいむはそんな我が子を前にして何も出来ずにいた。いや、何かをしてはいけないのだ。 何故なられいむの背後には、この児戯を、この惨劇を見守っている人物がいるからだ。 れいむの背後、椅子に座っている男は、この部屋に広がっている光景全てを視界に収めていた。 今また赤れいむの髪を引き抜いた赤子と、その手の中にいる瀕死の饅頭。 それを目の前にして男の脅威に怯え何も出来ずにいるれいむ。 赤子の周りに広がる、既に用済み、使用済みとなったかつて玩具だった赤ゆっくり達の死体。 そして視界の下隅に映る、れいむより反骨心のあるまりさだ。 れいむの伴侶であるまりさは、この遊戯が始まる際我が子を赤子から取り戻そうとして、その罰として今男に足蹴にされていた。 「ごべんなざいっ!! もうじまぜんがら゛ゆるじでぐだざ――ゆびゅ!?」 大きな声をあげた事で罰として男に踏み付けられたまりさ。 そのまま男はぎりぎりと、圧死させかねない勢いでまりさを踏み付けている足に力を込めた。 「ゆ゛ぶゅぶゅぶゅ……ゆぎっ!?」 内臓であり命である中身の餡が押し潰され、まりさは苦しげに声を上げた。 男の足の下、ひょうたんのように変形しているまりさは何とかこの苦痛から脱しようと、身をじたじた捩るが、まるで、無駄。 むしろ男の反感を買って更に踏まれてしまった。 「ゆびっ、や、やめぢぇね……ばりざあやまるがら……ゆ゛っ!?」 足を上げ、再度スタンピング。 「い゛ぢゃいよ゛――」 足を上げ、踏む。 「ごべんなざ――」 足を上げ、踏む。 「ぼうゆるじ――」 上げ、踏む。 「ゆびゅっ!!」 踏む。 踏む。踏む。踏み付ける。 一回ごとに足と床がぶつかる音を大きく立てる。 そんな足踏みをまりさが黙るまで男が続けた頃、ちょうど赤子の手の中にいた赤れいむが死に絶えた。 「おがあざぁ゛ぁ゛ぁ゛ん!! ゆぴゃ!?」 ぶちぃ、と最後の髪が引き抜かれると同時、赤れいむの頭皮も髪に引っ張られ、勢いよくめくれ剥れた。 頭皮が千切れ剥れた勢いで、赤れいむはその中身の餡子を脳漿のようにフローリングの床にぶちまける。 先に死んでいった姉妹と、同じように。 赤れいむ赤まりさ合計五匹。それが今回消費した玩具の数だ。 「ゆあぁ……ゆあぁ……れいむの、れいむのあがちゃんが……」 れいむは呆然といった表情で、目尻に涙を溜めながら変わり果てた子の亡骸を見つめる。 全ての赤ゆっくりを消費した赤子が笑顔でれいむの頭をぺしぺし叩いているが、それにも気付いていない。 そんなれいむと赤子の下へと、先程まで赤子の遊戯を見守っていた男が近付いて来た。 その手に涙で顔をグシャグシャにし、小さく呻くだけのまりさを持って。 男は右手のまりさを、髪をひっつかむ持ち方から底部を手の平に置く持ち方へと変えた。 そして左手でれいむを、まりさと同じ持ち方になるように床から持ち上げる。 れいむは悲しみに暮れ、まりさは痛みと後悔に苛まれて男に持たれた事を気にも留めなかった。 その間に男は、れいむとまりさを乗せた両手を小刻みに振動させ始める。 「……ゆっ?」 「ゆゆゆっ?」 振動してしばらく経ってからようやく、鈍感なゆっくり夫婦は事に気付いた。 だが気付いた時には既に時遅し。 二匹は身を襲う快楽に身を任せて、顔を赤くしてじとりと体表に砂糖水を浮かび上がらせていた。 「ゆっ、ゆゆゆ~」 「ゆふぅ、ゆふぅ……」 目をとろんと蕩けさせ、呼吸を荒くさせていく二匹のゆっくり。 男は頃合を計って振動させていた手を止めると、二匹をそっと床へと下ろした。 「ゆゆぅぅぅ、ばりざぁぁぁぁ!!」 「でいぶぅぅぅぅ!!!」 強要するまでも促すまでもなく、男の目論見通りに二匹は砂糖水をまき散らしながら身を寄せ合うと、にちょにちょとその頬をすり合わせ始めた。 こうして発情させられ欲望に勝てず交尾を始める。 もう何度も経験し、その度に後悔してきたはずだというのに、まるで成長しない。 男は内心そう嘆息すると、醜悪な光景を見せまいと赤子を連れて一度部屋から出て行った。 決して二匹が逃げ出せぬよう、扉を閉めて。 「んほぉぉぉぉぉ!!」 「ぎぼぢいいよぉぉ、でいぶぅぅぅぅ!!」 しばらく経ってから男が赤子を連れて部屋に戻ると、ちゃんとれいむの頭には実ゆっくりを宿した茎が生えていた。 ゆっくりにとって幸せの象徴にして、多くのゆっくりが望んで止まない子供。 それを手に入れたというのに、れいむとまりさの顔は晴れておらず、むしろどんよりとしていた。 「ゆっ、ゆぅ、どうしようれいむぅ……」 まりさは途方に暮れたように暗い声でれいむに話し掛けた。 無理もない。二匹にとってはこの不幸への入口は初めてではない。 これまでに何度も、先程のように発情させられ子作りさせられる。 そうして出来た子供は全て、人間の赤子によって、殺されてきた。 髪を引き抜かれたり、喜々とした笑顔で手の平で潰されたり、玩具として。 最初に殺された子を含めて十二回目のにんっしんっである二匹にとって、新たな命の誕生は新たな地獄の幕開けにすぎなかった。 「ゆぅ~……」 しかし、れいむの顔はまりさ程絶望に染まっても途方にも暮れてなかった。 れいむが見つめる先、茎に宿った七つの新たな生命。今は眼をつむり安らかに眠って誕生の時を待っている。 そんな、まさしくゆっくりした状態の我が子の顔を見れば、自然とれいむは心が安らぎ顔が綻ぶのを感じた。 れいむはこの顔を見るのが好きだった。 最初に子を宿した時から、この我が子達が目覚めるまでの時間は、れいむにとって安らかなゆっくりの時だ。 少しずつ大きくなっていく子を見ながら、そのゆっくりした顔がちゃんとした赤ゆっくりになるまでを見続け、産まれてくるその時を今か今かと待ち続ける。 いずれ死んでしまうとはいえ、その事はれいむとまりさでは避けようがないとはいえ、れいむにとってこの時間はゆっくり出来ることに変わりは無かった。 せめて、せめてこの時だけは我が子と一緒にいたい。未だ生まれておらず、自分の声にも返事は返さないが、それで充分であった。 「ゆゆ~、れいむのあかちゃんゆっくりうまれてね~♪」 「だっ!」 そんな、そんなれいむの希望は、儚くも叩き落された。 「…………ゆっ?」 れいむとまりさが気付いた時には既に、れいむの額から生えていた茎は床へと折られ、落とされていた。 何者でもない、赤子の手によって。 これまでれいむとまりさの子を、遊びによって幾つも散らしてきた、人間の子に。 上から振り下ろされた赤子の右手は、れいむの茎を見事に叩き折っていた。 根元からポッキリと折られた茎は、床へと叩きつけられた際に七つの実ゆっくりのうちの三つを潰していた。 れいむとまりさの眼下に広がるは、産まれることすら叶わなかった子たちの亡骸。飛び散った餡子。転がった、目玉。 「ゆっ……ゆゆゆっ、ゆぅぅぅぅぅぅぅ!!」 れいむは涙が零れるのを止めることが出来なかった。嗚咽を堪えることが出来なかった。 どうして、どうしてこんな事をするのだ。 どうして、ほんの小さな希望すら持たせてくれないのだ。 少し、ほんの少しでいいのだ。ほんの少しだけでいいから、子供と一緒の時間を過ごしたかった。 それだけなのに、それ以外はもう望まないのに、どうしてそれすらさせてくれないのか。 「ゆえ゛ぇぇぇぇぇぇん!!! ゆあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん!!!」 れいむは泣き出した。大声を張り上げて。まるで聞き分けのない子供のように。 これまで我慢してきた分、これまで抵抗も文句も許されず子供を殺されてきた分の悲しみを、一気に放出したかのように。 ボロボロと滝のように涙を零し、悲しみに身を震わせる。 まりさはそんなれいむの姿を見て何もせずにいられるゆっくりではなかった。 まりさはれいむと、床に落とされた茎と潰れた我が子、そしてれいむを泣かせた張本人を見やる。 直後、まりさは全身に力を込めて、床を蹴った。 まりさは許せなかった。れいみを泣かせたこの赤ん坊を。 まりさは許せなかった。これまで何も出来ず子を殺すことを止められなかった自分を。 まりさは、そんなこれまでの憎しみも悔しさも後悔も全部込めて、れいむを泣かせた赤子へと体当たりを敢行した。 「ゆっくりやめてねっ! まりさはおこったよ!」 だが当然、まりさが赤子を許せないように、そんなまりさの行動を許せない者もいるのだった。 ひゅん、とまりさの姿が掻き消えた。まりさ自身の行動ではない。第三者の介入だ。 誰かは言うまでもない。先ほどまりさに折檻をし、れいむとまりさを交尾へと導いたあの男である。 男は振りぬいた足を床へと下ろす。男の視線の先には、愚かにも赤子に手を出そうとして、男に蹴り飛ばされたまりさの姿がある。 蹴られた時と壁にぶつかった時の痛みからか、顔をフローリングに伏せて「ゆ゛っ、ゆ゛っ」と小さく呻いている。 男はそんなまりさの下へとずんずんと歩み寄ると、まりさの金髪を無造作に掴んで自分の視線へと持ち上げた。 男とまりさの視線が合う。 その瞬間、まりさは全身をガタガタと振るわせた。珠のような涙が眼から零れ、ガチガチと歯が打ち鳴らされる。 その表情は恐怖と後悔に満ちており、まりさは一言も発することは出来なかった。 男もまた一言も発さなかった。 ただ、赤子の視界に入らぬようにまりさを隣の部屋へと移しただけだ。 まりさはそこで、自分が誰に手を上げようとしたのか、その愚かしさを餡子の隅々にまで叩き込まれる事となる。 男が折檻を終えて全身ボロボロ、皮も破れ餡子が漏れ出て、白目を向いて「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」と痙攣するだけのまりさを持って部屋に戻った時、れいむの額には茎が刺さっていた。 最初に生えていた時とは場所が違うし、何より一匹の実ゆっくりも付いてなかったから落ちた茎を刺されたのだろう。 その当の茎を額に刺されたれいむは苦悶の表情を見せていた。 そしてれいむの周りには最初に茎が叩き落された時には無事だった実ゆっくりも含めて、七匹分の実ゆっくりの死骸が散乱していた。 そのどれもが原型を残さず潰れている。人間ならば放送禁止クラスのスプラッタ現場だ。 白目を向いてまりさと同じように痙攣し、だが白目を向いた眼からはボロボロと涙が溢れている。 そんなれいむの隣では、遊びつかれたのか赤子が半分眠っていた。 男はそんな微笑ましい姿に顔を綻ばせると、赤子を抱いてベッドのある部屋へと連れて行った。 安らかに眠る赤子の姿を見て心を和ませ、そっと毛布をかけて元の部屋へと戻る。 男が戻った時、些か回復したのかれいむとまりさの痙攣は止まっていた。 だが、二匹とも完全に回復したわけではない。まりさは未だに痛みに苦しみ喘いでいるし、れいむは額に刺さった茎の激痛で身もだえしている。 男は二匹に近寄ると、無造作にれいむに刺さった茎を引き抜いた。 「ゆ゛っ!?」 ズボリ、と茎が抜けると同時に餡子が漏れた。 れいむはそのショックで正気をなんとか取り戻したのか、未だ乾かぬその眼を男へと向けた。 虚ろな眼で射抜かれた男は、そんな者意にも介さずれいむとまりさをいつものように透明な箱へと詰め込んだ。 そして冷蔵庫から一本百円で買えるオレンジジュースのペットボトルを取り出すと、中身をドバドバと適当に二匹へと降り注ぐ。 男がこの二匹の保管に気を使っている事と言えば、この程度だ。 男はオレンジジュース一本分を注ぎ終えると、透明な箱の蓋を閉めて、箱を持って部屋を出た。 この間れいむもまりさも、一言も発すことは無かった。いつもの事であるし、何よりまりさにはそれだけの体力も精神力も無かった。 和室に入った男はすっ、と押入れを開きそこにれいむとまりさが入った透明な箱を閉まった。 オモチャは遊び終えたら仕舞う。子供だって知ってる当然の事だ。 今日はもう、れいむとまりさの出番は無い。次に遊ぶ時までここに仕舞われるだけだ。 「おにい、ざん…………」 小さく、れいむが口を開いた。これもまた、いつものことだ。 一日に使用が終わり、男がれいむを押入れに仕舞う時はいつもれいむが口を開く。発する言葉も同じだった。 「どぼじで……どぼじでごんなひどいごどずるの……?」 これまで男がその質問に答えた事は無かった。 しかし、今回は違った。何度も聞かれるので流石にイヤになって喋る気になったのか、はたまたただの気まぐれか。 「どうしても何も、お前達は俺がゆっくりショップで買ったんだから、当然だろ。俺は金でお前達の命を買ったんだ。それをどう使おうが自由だろう?」 大人が子供に常識を説くように発したその言葉を、れいむは理解出来なかった。 男も当然、れいむが理解できるとは思わなかった。 ただまた同じ文句を言われても鬱陶しいので捕捉しておくことにした。 「お前らはオモチャだ。子供のオモチャ使いが荒いのは、当然のことだろう?」 今度は、れいむにも理解できた。 オモチャ。それは知っている。れいむも子供の頃、小さなボールで遊んだことがあるし、ゆっくりショップにいた頃自分の子供達がオモチャで遊んでいたこともある。 だが、それでも理解出来ないことがある。 「れいむは……れいむは、おもちゃじゃないよ……?」 「ほう?」 「れいむは……れいむは……」 れいむはなけなしの体力と精神力を振り絞って、口を開く。 言わねばならぬと、伝えねばならぬという強迫観念にも似た思いに捕らわれて、必死に言葉を発する。 「れいむは、れいむたちはおもちゃじゃないよ……。れいむはいきてるよ、れいむはいたいとおもうよ。しあわせ~もしってるよ。 あかちゃんがしんじゃったら、かなしいよ、ゆっくりできないよ……れいむたちも、ゆっくりしたいよ……」 言葉自体は、なんでもない稚拙な物だった。 だが、そんなゆっくりの少ない語彙には万感の想いが込められている。 そんなれいむの思いを僅かでも汲み取ったのか、男は手に顎を当てて、神妙に言った。 「あぁ、確かにお前の言う通りだ。餡子と皮しかないデタラメな体だが、言語を解するし感情もあるし、子供もなす。お前達は生きているんだろう」 パァッ、とれいむの顔が明るくなる。 しかし、 「だがな、それがどうかしたか? お前達が生きている事と、お前達がオモチャであることは同時に成立しうるんだが? お前達が生きていようが関係無い、お前達はここではオモチャでしかないし、生殺与奪は俺が握っている」 その顔はすぐに曇った。 男はそれだけ言い終えると、れいむの返答も待たず押入れを締め切った。 差し込んでいた光は遮断され、押入れの中から明かりが消えうせる。 れいむとまりさを、暗闇が包んだ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「ゆゆ~ん、む~ちゃ、む~ちゃ、ちゃ~わせ~♪」 「ゆゆっ、おちびちゃんおくちのまわりをぺ~ろぺ~ろしてあげるねっ!」 「ゆゆ~、くちゅぐっちゃいよおかーしゃん」 「まりさおかーしゃん、はやく〝かいぬしさん〟さんにあいたいねっ!」 「〝かいぬしさん〟はとってもゆっくりできるんだよね?」 「そうだよ、〝かいぬしさん〟にかってもらったら、と~~~っても、ゆっくりできるんだよ!」 「ゆゆ~、たのちみ~♪」 「ゆぅ、でもはなればなれになったらさみちいよ……」 「ゆぅぅぅん…………」 「いらっしゃいませ、こちらの水槽のゆっくりですか? はい、成体ゆっくりは一匹──円、子ゆっくりは一匹──円になります。 今なら親子セットで購入されればお安くなっており……え、全部ですか? 一家全部ですか…………いや、はいかしこまりました」 「ゆゆっ? おにーさんどうしたの?」 「良かったなお前ら、飼い主さんが見つかったぞ」 「ゆゆっ! ほんちょう!?」 「あぁ、しかもお前ら家族みんな買ってくれるそうだ。良かったな」 「ゆゆ~~♪ みんないっちょ!?」 「あぁ、誰も欠けることなく、みんな一緒だ」 「ゆゆん! ゆっくち、ゆっくち!」 「とってもゆっくちできるね!」 「ゆっくいしていってね!」 『ゆっくりしていってね!!!』 おわり ───────────────────── あとがきのようなもの オウケィ、残るネタはあと六つだ。 これまでに書いてきたもの ゆっくりいじめ系429 ゆっくり合戦 ゆっくりいじめ系443 ゆッカー ゆっくりについて3 ゆっくり求聞史紀 ゆっくりいじめ系495 ゆっくり腹話術(前) ゆっくりいじめ系527 ゆっくり腹話術(後) ゆっくりいじめ系549 ゆっくりの飼い方 私の場合 ゆっくりいじめ系613 虐待お兄さんVSゆっくりんピース ゆっくりいじめ系646 普通に虐待 ゆっくりいじめ系654 普通に虐待2~以下無限ループ~ ゆっくりいじめ系674 二つの計画 ゆっくりいじめ系691 普通に虐待2~以下無限ループ~加筆分 ゆっくりいじめ系705 ある復讐の結末(前) ゆっくりいじめ系706 ある復讐の結末(中) ゆっくりいじめ系721 ある復讐の結末(後-1) ゆっくりいじめ系731 ある復讐の結末(後-2) ゆっくりいじめ系739 ある復讐の結末(後-3) ゆっくりいじめ系868 ゆっくりに育てられた子 ゆっくりいじめ系874 ゆっくりに心囚われた男 ゆっくりいじめ系884 晒し首 ゆっくりいじめ系1040 チャリンコ ゆっくりいじめ系1055 コシアンルーレット 前編 ゆっくりいじめ系1071 コシアンルーレット 後編 ゆっくりいじめ小ネタ161 いろいろと小ネタ ごった煮 ゆっくりいじめ系1129 庇護 ゆっくりいじめ系1132 庇護─選択の結果─ ゆっくりいじめ系1100 不幸なゆっくりまりさ ゆっくりいじめ系1223 終わらないはねゆーん 前編 ゆっくりいじめ系1253 終わらないはねゆーん 中編 ゆっくりいじめ系1273 終わらないはねゆーん 後編 ゆっくりいじめ系1286 おデブゆっくりのダイエット計画 ゆっくりいじめ系1314 ノーマルに虐待 ゆっくりいじめ系1434 大家族とゆっくりプレイス_01 ゆっくりいじめ系1435 大家族とゆっくりプレイス_02 ゆっくりいじめ系1492 都会派ありすの憂鬱 ゆっくりいじめ系1500 都会派ありす、の飼い主の暴走 ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息 ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01 ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02 ゆっくりいじめ系1577 まりさの浮気者! ゆっくりいじめ系1660 ゆっくりべりおん ゆっくりいじめ系1675 家庭餡園 ゆっくりいじめ系1777 ありふれた喜劇と惨劇 ゆっくりいじめ系1790 あるクリスマスの出来事とオマケ ゆっくりいじめ系1820 踏みにじられたシアワセ ゆっくりいじめ系2024 都会派ありすの驚愕 ゆっくりいじめ系2025 都会派ありす トゥルーエンド ゆっくりいじめ系2026 都会派ありす ノーマルエンド ゆっくりいじめ系2039 大蛇 ゆっくりいじめ系2077 それでも ゆっくりいじめ系2103 いつもより長い冬 ゆっくりいじめ系2241 おかーさんと一緒 ゆっくりいじめ系2248 魔理沙とドスまりさと弾幕ごっこ ゆっくりいじめ系2250 ゆっくり働くよ! ゆっくりいじめ系2420 リ・ターン byキノコ馬 このSSに感想をつける
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ゆっくり向けの節分 8KB 虐待-いじめ 理不尽 飼いゆ たぶん今日は節分 ・季節のイベントには乗っておくべきかと。 『ゆっくり向けの節分』 D.O 今日は節分の日。 幼稚園や小学校では豆まき行事が行なわれ、 商店でも軒並み、節分関連グッズが店頭に並ぶ。 そうは言ってもさすがに、一人暮らしのいい大人が自宅で、 ペット相手に豆をまいたり一緒に豆を食べたり、というほど面白い行事でもないのだが。 だが、今回舞台となる古い木造アパートの2階ではそんな、 涙無しには見ていられないことをやっていたりする連中がいた。 「はっはっはっはっは!!鬼は―外ー!!」 じゃららっ!!! 「ゆぴぃぃ!やめちぇにぇ!ゆっくちできにゃ『ぺしぺしっ!!』ゆぴぇ!」 2部屋と台所しかない室内で豆を投げているのは、Tシャツにトランクス姿のお兄さん。 一方家中追い掛け回されながら豆をぶつけられているのは、 生まれた直後に拾われ、約一ヶ月の間お兄さんに育てられてきた子れいむだ。 子れいむは理由がわからなかった。 拾われてから今までずっと、ゆっくりと育ててくれていたお兄さん。 今日はいいものをあげよう!と言ってくれたのは、ゆっくりすいか扮装セットだった。 子れいむはその、ゆっくりしたプレゼントに喜び、奥の部屋で子すいかに扮装した。 そして部屋から顔を出したと思ったら、いきなり硬い豆が飛んできたのである。 「はっはっはっはははははー!!鬼は―外ー!!鬼は―外ー!!」 じゃららっ!!! 「ゆぴぃぃ!やめちぇー!ゆっくちしちぇにぇ!ゆっくちしちぇぇぇええ!」 それから約10分後。 家中豆だらけになり、子れいむが逃げ疲れてぐずるだけになった頃、 豆まきは終わった。 「ゆぇ・・・ぅっくち・・・。」 「はっはは!すまんすまん!今日は節分だからな!ちょっとやりすぎた!はははは!!」 「ゆぅ?しぇつぶん?」 「ああ、節分だ!豆が悪い鬼を追い出んだ!すごいだろ!!」 「ゆぅ?おにしゃん?」 「すいかみたいな角の生えた、とっても悪いやつだ!はっはー!」 「おまめしゃん、しゅごーい!ゆっくちしちぇるにぇ!」 ぐずぐずと泣いていた子れいむも、どうやら豆をまくのは大事なことだ、 ということがわかり、すっかり笑顔になっている。 単純なものだ。 「そんなわけで、おうちの鬼は追い払った!次は体の中だな!ほれ!豆食え!」 「ゆぅ?むーちゃむーちゃしゅるの?」 「よくわからんが、歳の数だけ豆食ったら病気にならんとか、そんな感じらしい!ほれ!」 「ゆーん・・・れいみゅ、いくつたべりゅの?」 「うむ・・・ん?」 言われてみれば、この風習は人間向きのものだ。 子れいむは生まれてすぐに拾われたので生後何日かはわかる。 しかしそれでは数え年分の一粒しか食べられない・・・ 「うーん。そうだな。ゆっくりに人間の歳を当てはめるのもなんだ。よし!」 「ゆゆっ!?」 そういってお兄さんは、れいむの前に33粒の豆を置く。 「年でダメなら日数分でどうだ!はっはっはー!!」 「ゆ、ゆわーい!ゆっくちたくしゃんたべれりゅにぇ!!」 ・・・・・・。 「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」 「残さず食うんだぞ!」 「むーちゃむーちゃ、むーちゃむーちゃ・・・・」 ・・・・・・。 「ゆぎぇーぴゅ・・・まんぷきゅー・・・。」 所詮は子れいむ。 体のサイズの割には食べた方だが、まだ目の前には17粒の豆が残っていた。 「はっはっはっはっは!縁起ものだぞ!全部食え!」 「ゆ・・ぎゅ?むぎゅー!もぎょぎゅ・・・!」 だが、お兄さんは妥協を許さない。 子れいむを持ち上げると無理やり口を開かせ、さらに4粒、子れいむの頬にねじ込んだ。 「む、もごぎゅ。むー、ぢゅぁあ!!もうたべられにゃいよ!ゆっくちさせちぇにぇ!」 「ふーむ。しょうがないなー。」 そういうとお兄さんは、 ・・・さくっ! 手元にあった果物ナイフの刃を子れいむの額に水平に刺し、クルリと一周させた。 子れいむの頭頂部が、鍋の蓋のようにぱかっと剥がされる。 「ゆ・・・ゆびぃっ!?」 「ほら、全部食え食え!はっはは!」 ぐいっ!ぐいっ! お兄さんは、子れいむの頭にぱっくりと開いた傷口のど真ん中、 餡子の中央に豆をぐいぐいとねじ込んでいく。 「ゆ゛・・いぢゃい!いぢゃ・・・ぎゅぴぃ・・!!」 皮の近くにねじ込んではいないので、 見た目は子れいむの体が、風船のように膨張していくだけだ。 しかし、当の子れいむは強烈な痛みを伴う異物感を味わっているので、 自分の体に行なわれている事が、ただ事ではないことを理解する。 「ゆびっ!・・・ぴぃ・・ゆぎゅ!おにいぢゃ!やべぢぇっ!」 「はっはっは!遠慮するな!もうすぐ全部入るからな!はっはー!」 そして、子れいむの体積がソフトボールサイズからハンドボールサイズに近くなった頃、 33粒の豆は全て、子れいむの中に納まったのであった。 「く、くるちいよぉ・・う、うんうん・・・ぢゅるよぉ・・・」 切り開いた頭もしっかり元通り閉じた。 成長したわけでもないのに、これだけ体積が増えたのだから、 体内にかかる圧力は、子れいむをゆっくりさせないのに、充分すぎるほど。 こうなると、食べ過ぎたときと同様、当然出るものが出てくる。 「はっはっは!こらこら!せっかく食べさせたのに、いきなり出すなよ!」 「しょ、しょんにゃこといっちぇも・・・」 そんなことを離している間にも、子れいむのあにゃるは勝手に開き始め、 茶紫色のにくいヤツが顔を出そうとしていた。 「ふむ、よし!しょうがない!これをやろう!」 そう言ってお兄さんが取り出したのは、 トイレットペーパーの芯より少し細い、かっぱ巻きサイズの恵方巻き。 「ふぅーむ!お前用に作ってた恵方巻きだったがしょうがない!・・・そらっ!」 ぐぬっ! 「ゆぴゃぁぁああ!!れいみゅのあにゃるしゃんぎゃぁぁあ!!」 「はっはっは!まあ、上から食うのも下から食うのも、お前達なら変わらんだろ!」 「しょ、しょんなわけにゃいぃぃいいい!!」 「ほら、抜きたきゃ全部食えよ!ははははは!!」 そういうと、お兄さんは長さ30cm以上ある特製恵方巻きの、 あにゃるに刺さっている方の反対側の端っこを、子れいむの口にねじ込んでやった。 「もぎゅ・・・ぎゅぴゅ・・・ぴ・・・・」 「おお、こんな時間だ!じゃ、おやすみ!れいむ!ははははははははははははは・・・・」 こうして、お兄さんはやりたい放題やった後、 子れいむを放置して隣の部屋に行ってしまった。 「むぎゅ・・・ぴぅ?きゅぴぅ・・・?」 子れいむには、お兄さんがなぜ、どうしてこのような目に自分を遭わせるのか、 最後まで全く理解できなかった。 どうして? どうして? ・・・ドウシテ? ただ、一つだけ理解していることがあった。 うんうんを出すためには、この恵方巻きを引き抜くしかない。 しかし、体内はあんよも動かせないほどパンパン。 体を振って引き抜くことが出来ず、ゆっくりには手も足も無い。 子れいむが恵方巻きを引っ張る方法は一つしかなかった。 ・・・翌日、お兄さんが目を覚ますと、 子れいむは、弾けたあにゃるから餡子をだらしなくひり出し、 半分ほど食べ終わった恵方巻きを恨めしそうに眺めたまま息絶えていた。 ※胴付きすいかのおまめちゃんを食べてあげよう的なネタは これっぽっちも思い浮かびませんでした。 挿絵 by全裸あき 餡小話掲載作品(またちゃんと整理します。) 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 その他(舞台設定のみ共有) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ 本作品 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る グロっ -- 2019-03-31 01 50 08 きったねぇな -- 2018-08-26 21 05 22 弱ってる赤ゆで自分しか頼れる(ゆっくりさせてくれる)者がいなければなつくから可愛い。けどしばらくすると自ゆんで色々やりたくなって生意気になってくる。それをされる前に潰す。飼いゆなんてシステムを楽しむ愛で派らしいお兄さんじゃないか -- 2017-05-28 18 47 03 お前黙れ -- 2014-06-04 22 35 56 ゆんやーーーーーこの挿し絵さん きょわいぃいぃぃぃ!! -- 2014-03-09 02 47 42 めっちゃおもろかったwwやっぱり理不尽虐待は最高だZE! ただほんのちょっとだけ気になったのはお兄さんは生粋の鬼威山で この日の為に一ヶ月間は虐待もせずに育てたのかな? まあれいみゅさえ苦しんで死んでくれたのならどうでもいい些細な事だけどね -- 2012-01-22 15 25 23 おお、きもいきもい。 -- 2011-10-17 20 08 12 wwwきめぇwwww -- 2011-10-17 00 40 02 ヒャッハー!!糞袋は虐待だーーー!!! -- 2011-10-15 22 40 49 ↓落ち着け!愛でというスタンス自体を否定してしまえばお前もトップ注意書きの読めない餡子脳に認定されるぞ! 俺たちはあくまで↓×8の自分中心餡子脳発言だけを責めるべきだ。 希少種のタグも愛でのタグもついてないのに注意書き無視して勝手に期待して勝手に裏切られたとか言って批判コメ書いてくなんてばかなの?しぬの? -- 2011-02-12 23 49 29 ↓↓↓↓↓↓↓しぬのはお前の方だろ。糞愛で野郎が・・・ -- 2010-11-28 12 39 13 ↓↓↓↓↓↓勝手に自分の中で決め付けてそれが出てこなかったら文句とか、ゲスれいむやまりさと一緒の餡子脳だなwバカなの?しぬの?(笑) -- 2010-11-28 06 40 23 食べ物を粗末にするれいむが死んでよかった -- 2010-11-18 08 11 30 ↓↓↓↓ゆっくりなんて愛でてるやつは死ね!!!あっごめーん!ついうっかりゆっくりできない発言をしちゃったよ!! -- 2010-09-25 00 57 22 わけもわからず死にやがれ糞れいむ! -- 2010-09-05 14 39 39 イラストを見る限りでは最後の最後まで苦しんだみたいだな。いいオチだ。 -- 2010-08-02 12 35 11 そう思ったらじぶんでかけばいいでしょう?ばかなの?しぬの? -- 2010-07-15 01 59 39 ゆうぎ・すいか愛でを期待していたのに…裏切られた。 節分ネタにれいむしか出さないとか、ばかなの?しぬの? -- 2010-07-09 03 37 56
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ゆっくり草子 13KB ギャグ パロディ 現代 虐待人間 またしても短編集です 「春はゆんやー」 春はゆんやー。ゆんゆん泣く子ゆ 山には奇声ただよいたる 赤ゆの叫びもたなびきたる。 夏は水。川に投げ込むはさらによし。あばれる親ゆに水飛沫も多く飛びたる。また海に投げ込むもよし 沈むゆっくりはいとをかし 秋は山。山を駆け狩りを邪魔するもよし。ゆの寝床をあらし冬篭りの支度をじゃまするもたのし。 冬はすっきり。雪の降りたる巣に押し入り、すっきりを馬鍬う赤ゆがうまれおちて越冬あやうきかな。 「話し声」 「ゆゆっ!ここはいいところだね!きにいったよ!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ」 『ゆ!なにいってるんだぜ、ここはまりささまがさきにみつけたんだぜ!まりささまのものぜ!!』 「なにいってるの?ばかなの?しぬの?」 『ばかなのはれいむのほうぜ!このれいむはあたまがかわいそうなのぜ!』 居間の方から話し声が聞こえる。 「このまりさはおおばかだね!れいむにさからうなんてみのほどしらずだね!」 『みのほどをしらないのはれいむのほうぜ!まりささまにさからってしんだゆっくりはたくさんいるのぜ!』 「つよがってもむだだよ!れいむのおそろしさをおもいしってね!」 『ばかゆっくりはしななきゃわからないのぜ!まりささまにさからったことをこうかいするのぜ!!』 ギシッ!ギシッ! 床のきしむ音がする。 足音は声のする方に近づいていく。 「あまたのかわいそうなまりさは……」 『みのほどしらずなれいむは…………』 『「ゆっくりしね!!!!」』 ガラガラガラガラッ! 「なにやってるの、あんた達!」 『「ゆゆっ!」』 「まったく馬鹿なことして、すぐにやめなさい!!」 『「ごめんなさーい」』 「まったく!」 「ゆっくりの真似なんかしてたら馬鹿になるわよ!本当にゆっくりは教育に悪いわね」 完 「ゆんやーボール」 ユンヤー暦82468年 その饅頭生物を見よ 「おい、インフレイムス!インフレイムスは居るか?」 『はいお嬢様、ちなみに私の名前は「貴方は口を挟まないでインフレ」申し訳ありません』 「とこで、お屋敷にこんな者が進入していたのだが…」 『なんでしょうか?』 ユックリシテイッテネ!ユックリシテイッテネ! 『ゆっくりで御座いますね』 「ゆっくりか?」 『ゆっくりです』 「………」 『………』 ユユッ?ユユッ? 「ゆっくりとは何かしら?」 『亡きお父上の残した書物によりますと、その昔人類と共存していたようです 人類を恐怖のどん底に陥れたとか、いないとか』 「はっきりしないわね」 『申し訳ありません』 ユユッ!ココハナンダカユックリデキルネ!ココヲマリサタチノ、ユックリプレイスニスルヨ!! ユックリデキナイ、ヘンナノハデテイッテネ! 「これは何と言っているの?」 『要約しますと、「ここは良い場所だから気に入ったぜ、ここを俺達のものにするからお前ら、早々に立ち去れ!」ですね』 「微妙にむかっ腹がたったわ、というか口が汚いわね」 『申し訳ありません』 ユユッ!ナニヲグズグズシテイルノ?サッサトデテイッテネ!ソレトアマアマモッテキテネ!タクサンデイイヨ! 『グズグズしないでとっとと出て行け、それとスイーツを所望する!沢山持ってこい!と申しております』 「言ってる事がめちゃくちゃね」 『左様で御座いますね』 「…なんだか頭が痛くなってきたわ、今日はもう寝るからそれを片付けておきなさい」 『かしこまりました』 カシャン!カシャン! フイーン! ユユッ!ナニヲスルノ?ハナシテネ! ドンッ!ドンッ! オソラヲトンデルミターーーーイ! 「思いのほかよく飛ぶわね」 『左様で御座いますね』 「たまにはこういう駆除もたのしいね」 『左様でござ「もう良いって」ね』 完 「お宇宙(そら)をとんでる」 その饅頭生物がどこからやって来たのかは人類は知らない、未だに解明できていない。 いつの間にか爆発的に増え、世界のいたる所でゆっくりを見かけるようになった。 ある人はこれを可愛がり、 ある人はこれを蔑み、 ある人はこれを食し、 ある人はこれを生涯のパートナーとし、 ………… ある人はこれを永遠の研究テーマとした。 豊富に有り余るこの不思議生物を何とか有効活用できないかと人類は考えた。 成功した例もあれば、散々な結果に終わったものもある。 これは、そんな中の一つのお話。 政府が宇宙開発に乗り出して数年… 様々なものを宇宙に送り出してきた、そしてついに人類は宇宙に、月にたどり着くことが出来た。 研究者は様々な動物達を宇宙に送り込み、どのような影響が出るかを調べていった。 そう…この不思議饅頭「ゆっくり」も宇宙に送り込まれることになった。 ロケットに乗せられた記念すべき、第一号ゆっくりはれいむとまりさだった。 シンプルな組み合わせではあったが、最も一般的なものだ。 人類はこの名誉ある饅頭達に名前を与えた。 れいむには「REIMOON」、まりさには「MARISUN」 ともに、太陽と月の名前を頂いた偉大なゆっくりであった。 …ただ、結果は失敗に終わった。 これはその時の映像、ロケット内にてパイロットが撮影したものだ。 『3・2・1・』 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ! 「ゆぶぶぶぶぶぶ!!」 「ゆごごごごごご!!」 ガガガガガガガ! 「ぐるじぃぃぃぃぃぃぃ!!」 「ちゅびゅれりゅうぅぅぅぅ!!」 「「おっ!おそらをぉぉ!!!」」 ぶびゃ! 「ゆぼぅ!」 ぐびゃ! 「ゆんべ!」 重力に逆らった罰が当たったのか、饅頭ごときが宇宙に進出することが間違っていたのか… あわれ、ゆっくりは無残に潰れ去った。 あれからもゆっくりの宇宙進出への挑戦は続いた。 まずはゆっくりを固定する方法から見直された。 だか結果はすべて失敗に終わった。固定されても、締め付けられても、それが仇となり潰れていった。 ゆっくりを訓練させ宇宙に送り出す案も出されたが失敗に終わった。 ゆっくりは過酷なトレーニングに耐えられず、永遠にゆっくりしていった。 たまに厳しい訓練を耐え抜いたものも居るが 、結局はは押しつぶされすべては無駄に終わった。 これは最後の挑戦。 これが成功しなかったら、もうゆっくりは宇宙に飛び立つことはないだろう。 「ゆゆっ!ふーわ、ふーわ!ゆゆゆ??」ピコピコ!わさわさ! 『えーご覧ください、これがゆっくり初の宇宙遊泳を楽しんでいるれいむちゃんです………ビキィ! ………えーこのように地球上では下膨れな顔(?)も無重力状態では真球に近くなります これは、丸れいむと言った方がいいかもしれませんね………ほかのゆっくりも同様です』 「ゆ?おそらを???」 人類はゆっくりを宇宙に送り出す事に成功した。 どうやってゆっくりを宇宙に送り出せたのか、その様子を見てみよう。 今までのデータから、ゆっくりは大気圏を脱出する際に掛かる圧力に負けて潰れる事が解った。 驚くほどに柔軟な饅頭生物でも、靴の裏で踏み潰せば潰れるように、 簡単に上から掛かる圧力に負けてしまうのだった。 そこで発想の転換、死んでしまうのなら死んだまま宇宙に送り出そうということになった。 正確には、ゆっくりを仮死状態にするというものだった。 ゆっくりは越冬する際に食料を溜め込んで巣穴に篭る事で知られる。 冬眠する個体も居るらしいが確認はされていない。 ゆっくりは寒さに以上に弱く、氷点下ではその行動能力が著しく低下してしまうのだった。 ゆっくりは特に毛皮のようなものも持たない、髪の毛やお飾り程度では寒さはしのげない。 人間に例えるなら、裸で雪山で暮らしているようなもの。無謀極まりない。 だが、今回はその寒さを利用するのだった。 まずゆっくりを砂糖水に沈める、砂糖水の濃度はゆっくりの体液(?)具体的にはしーしー等と同じ濃度の元とする。 これを、苦しみだす前に急速冷凍する。 間の抜けた顔で氷付けにされたゆっくりは、そのまま荷物と一緒にシャトル内にいれられる。 これを宇宙についてから解凍するのだ。 アホらしい方法だったが成功した。ゆっくりは民間人より先に宇宙に進出したのだった。 「まりさはゆっくりはつのうちゅうゆっくりなのぜ!いだいなんだぜ!」 「んほぉぉぉう!ゆっくりはつのうちゅうすっきりよぉぉぉ!!」 「むきゅ!これはゆっくりにとってのおおきないっぽ………えれえれえれえれ…」 ムカつくとか言わないで下さい、宇宙に進出することが必ずしも良い事ではありません。 ゆっくりの宇宙利用が本格化され始めた。 毎回宇宙に送り込むのではコストが掛かるが、そこはゆっくり。 宇宙で殖やしてしまえばいいのだ。 ゆっくりは宇宙でその多様性で重宝されている。 食用に、愛玩用に、虐待用に、コンポストに… 特にストレス解消には一役かっている、閉鎖空間では宇宙飛行士はストレスが溜まりやすいのだ。 「…うまいけど…本物の饅頭が食べたいな…」 「でいぶのあがぢゃんだべないでぇぇぇぇ!!」 「なでり、なでり」 「ちぇんはおねえさんをゆっくりさせるよー」 「イライラMAX!!」 「ゆべえぇ!やべるんだぜぇぇぇ!!!」 「ぐぶぎぎぎぎぎ…」 「そろそろトイレ用ゆっくり交換時期かな?」 地球とあんまり変わらないですね… 完 「おうち宣言?」 ガシャン! ガラスの割れる音が響く。 「さすがまりさね、とかいはね!」 「ゆっへん!もっとほめれくれなのぜ!」 招かれざる来訪者… 「まずはおちびちゃんがさきにあがるのぜ」 「ゆわーい!まりちゃがさきだよ」 「ずるいわ!ありちゅがさきよ」 「おちびちゃん、けんかをするのはとかいはじゃないわ」 不法侵入、そしてお決まりの文句。 「ここをまりさたちのおうちにするよ!!」 これが世に言う「おうち宣言」である。 「はーい、おうち宣言入りましたー」 「はい!おうち宣言一丁!」 「ゆゆ?!」 どこかの店の制服を着た…と言ってもゆっくりには理解できないだろう。 そんな姿の人間が部屋に入ってくる。 「ゆっくり様4名ですね!こちらにご案内します」 「ゆっ!おそらをとん…いだいぃぃ!!」 「おとーしゃんをはな…やめてぇぇぇ!!」 「らんぼうね!とかいはじゃないわ!」 「ゆぴゃい!ぐるじいぃ!」 野良一家は鷲掴みにされ、奥の部屋に連れて行かれる。 「いだいぃ!もっどていねいにあつかうんだぜぇ!」 「らんぼうね!このいなかもの!!」 「ゆわーん、おかおがいたいんだじぇー!!」 「いちゃい!とかいはじゃないわね!おわびにあまあまもってきちぇね!!」 好き放題言い放つゆっくり達、見ての通りのゲスである。 「はい!あまあま入りましたー!」 「はいっあまあま一丁!」 「「「はい!よろこんでー!」」」 しばらくして、部屋に店員(?)が現れる、手にはさらに盛られたあまあまがある。 「はいおまたせしましたー熱いので(?)お気をつけてください」 「ゆん!おそすぎるのぜ!まりささまじゃなかったらころされてるところなのぜ!」 「まりさはやさしいのね!さすがありすのだーりんよ」 「おちょーさんはつのいのじぇ!そんけーするのじぇ」 「おとーちゃんはとかいはね!」 「冷めない内にお召し上がりください(謎)」 「いわれなくてもいただくのぜ!むしゃーむしゃーしあわせ!」 「うめ!これめっちゃ………とかいはなあじね!」 「どれいにしちぇはよくやったわ!ほめちぇあげるわ!」 「じぇんじぇんたりないんじゃじぇー!もっともってくるんじゃじぇー」 「はい!あまあま追加入りましたー」 「あまあま追加オーダーです」 「「「はい!よろこんでー!!」」」 更に追加で運ばれてくるあまあまにゲス一家は大満足の様子だった。 「ゆふふ!これはいいどれいなのぜ!いっしょうまりさにつかえるのぜ!!」 「とってもとかいはなどれいね!ありすのぺにどれいにしてあげるわぁ!」 「がーつ!がーつ!ちあわちぇー!」 「まだまだたりないわ!もっちょもってきて!」 「申し訳ありません、あまあまはそれで全部です、追加していただくなら生絞りでもよろしいですか?」 「ゆん!つかえないどれいなのぜ!それでいいからさっさともってくるのぜ!」 「生絞り入りますー」 「「「ありがとうございまーす!!」」」 そう言うと店員数名が大きなれいむを連れて部屋に入ってくる。 「ゆゆっ!うすぎたないどもだね!ここはれいむのおうちだよ!ゆっくりでていってね!!」 「でていくのはそっちのほうだぜ!おいどれい!さっさとそのでいぶをつまみだすのぜ!」 「ぶさいくなれいむね!みにくいぶたね!まったくとかいはじゃないわ!」 「ゆぎぎ!ゆるさないよ!!」 「「ばーきゃ!ばーきゃ!でーぶ!でーぶ!」」 ゲス同士の醜い罵り合いが続く、しばらくして店員の一人が長い棒を持ってれいむに近づいていく。 棒を使ってれいむをあにゃるの方から引き伸ばす様にして潰していく。 「はい!絞らせてもらいます!」 「ゆんべべべ!!」 「ゆふふ!いいきみだよ!ゆっくりしんでね!」 れいむは口から餡を吐き出していく、ビクビクと痙攣しながら号泣する姿にまりさは満足していた。 「ゆげぼぼぼぼ……ぎゅゆべ!……ゆ……ゆ………」 ついに中枢餡を吐き出したのか、れいむの反応が鈍くなる。 れいむは苦悶の表情で息絶えた。 「はいお待たせしましたーれいむの生絞りです!」 「生暖かいうちにお召し上がりください」 「なにいってるんだぜ!こんなものたべられるわけないのぜ!びょうきになるのぜ!!」 「このみにくいおぶつをさっさとかたずけなさい!とかいはなおめめがけがれるわ!」 「こんにゃのくえるきゃーこのくじゅー!」 「とかいはなありちゅにはりかいできないわ!」 「お客様、当店では『お残し』は禁止されております、お召し上がりくださいませ」 「なんどもいわせるんじゃないのぜ!こんなものくえるかーのぜ!!」 「わかりました、ご自分では食べられないのですね…ヘルプはいってください!」 「ヘルプはいってくださいー」 「「「了解!食介はいりますー!」」」 ※食事介助=食介 そう言うと店員達はまりさ一家に無理やりれいむの餡を食べさせる。 当然抵抗するが、吐くことも許されず食べさせられる。 「ぐべぇ!やべろ!だべだぐないーー!!」 「先ほどあんなに美味しそうに召し上がっていたではないですか、同じものですよ」 「?!」 「ゆげべぇむぐ!!!やべでぇぇぇぇ!もうむーしゃむーしゃしだぐないぃぃ!!!」 「はい、むーしゃ、むーしゃ…」 「やべろぉいながものぉぉぉ!!むーしゃ、むーしゃ!」 「ゆげえ!ぐぼぼぐ!むーじゃ、むーじゃ…ぼうやべるんじゃじぇぇぇぇぇ!!!ゆんやぁぁぁ!!!」 「ぐるじいぃぃ!どがいはじゃないわぁぁぁぁ!!!ぐぼ!ゆっぐりでぎないぃぃぃぃ!!!」 「げぶ!ゆぶ!ぐぶぶぶ!もうおうじがえるー」 「はい!お客様がお帰りです」 「はい!!清算お願いしますー」 「「「はい!よろこんでー!!」」」 「あら?お金持ってないじゃないですか、困るんですよねー………ゆんやー入れてください!」 「はい!ラストオーダー入りましたーゆんやー一丁」 「「「はい!よろこんでぇぇぇ!!!」」」 「「「「ゆんやぁぁぁぁぁぁ?!!!!!」」」」 「どうだった?酒屋のバイトの練習になった?」 「なるわけないだろ」 「ですよねー」 完 おかしいな、ムシゴロウ王国6を書いていたはずなのに短編集が出来てしまいました。 しばらく忙しくなるのでペース落ちるかも? 徒然は「やるべき事がなくて、手持ち無沙汰なさま」という意味があるそうですね。 だからってニートじゃないよ。ゆっくりりかいしてね! 徒然あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ドロッセルお嬢様prpr -- 2013-06-05 01 08 27 ↓確かにドロッセルお嬢様とゲセヒドニスだなw -- 2012-01-22 17 54 56 二個目の話って元ネタ「ファイヤーボール」ですよね? たぶん -- 2012-01-16 10 46 41 春はゆんやーってのが面白い。 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 -- 2012-01-16 10 42 09 「お宇宙(そら)をとんでる」のちぇんがかわいい -- 2011-09-16 17 28 33 最後の話、おもしれぇ。 -- 2010-07-13 18 32 32
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庭に生えてる木に籠を吊るしてその中に切ったみかんを入れておく 昔聞いた野鳥の観察の仕方だが、正直うろ覚えでちゃんとあってるのかが分からないので試してみる事にした。 日が沈んでから100均で買ってきた籠を木に吊るし、みかんを入れる。 これで朝になればスズメやらウグイスやらが来る…筈である。 正直うろ覚えの知識なんて当てにならんし、1週間試して来なかったら止めてしまおう。 鳥が来ることを祈りながら、今日は床に着いた。 朝起きて庭に出て成果を確認する。 結論を言うと、一応来てはくれた。 だけど、それは野鳥何かではなく近頃現れ始めたうーぱっくであった。 捕食種のれみりゃと鳴き声は似てるものの、れいむやまりさ等と友好関係を築いているゆっくりだ。 こいつはダンボールの体の中にゆっくりを入れて飛んで運ぶことができ、その為ゆっくり達に侵入されないように畑を囲んでいる柵が最近では意味を成さなくなっている。 一応こいつも物を食うのだから籠の中のみかんを食うのは不思議ではない。 しかし、俺はこいつを呼びたくて準備したわけではないのだ。 籠に顔を突っ込んで「う~っう~」言ってるこいつをどうしてやろうか考えていると、うーぱっくが不意にこちらを見た。 口から涎の如く果汁を垂らしフラフラ俺の周りに飛んできたうーぱっく。 どうやらもっとくれと言っているようだ。ダンボールの癖に生意気な。 俺は家の中へ入り、台所の戸棚を開けて封は開いているが全然使っていないポップコーンの種を取り出す。フライパンで炙ると弾けるあれだ。 再び玄関へ行くと、うーぱっくが瞳を輝かせて待っていた。俺が家の中にみかんを取りに行ったと思ったのだろう。 そんな事あるわけがない。 うーぱっくを取り押さえて肘と膝で固定して逃がさないようにする。「うっう~!!」暴れてうるさいが我慢しよう。 ゆっくり達の乗る場所、うーぱっくのダンボールの中へポップコーンの種を全て入れ終えたら解放してやる。 うーぱっくは俺に解放されるとすぐに高く飛び上がった。きっともう俺の事を信用する事はないだろう。 だが、関係ない。 うーぱっくが飛び上がると、何匹かの鳩がうーぱっくの中へ入っていった。 やわらかい饅頭であるゆっくり以外と野菜くらいしか入れた事のないうーぱっくにとって、刺さる鳥の足は苦痛だろう。空でフラフラしている。 次第にうーぱっくは「う~~~~~~~~~~~!!!!」と、叫び声をあげ出した。鳩がうーぱっくの体を啄ばみ始めたのだ。 正確には、俺が入れたポップコーンの種だが。 鳥のクチバシというのは中々固い。そして鳩に餌をやった事のある人なら分かるだろうが、鳩は餌を載せている手の平ごと啄ばむ。 うーぱっくのダンボールの体の中はもうボロボロだろう。 そして、うーぱっくは体が大きすぎたのも不幸だった。 最初は数羽だった鳩が、どんどん集まり出している。 刺さる足、啄ばんでくるクチバシ、餌のポップコーンの種がなくなれば鳩もいなくなるだろうが、ほぼ一袋丸々入れたのだ。まだまだ無くなるまい。 「みて!! うーぱっくがとりさんにいじめられてるよ!!」 「うーぱっくおりてきてね!!」 「むきゅ、みんなでうーぱっくをまもるのよ!!」 「いなかもののとりたちはうーぱっくをいじめたらだめよ!!」 見上げてうーぱっくを観察していた俺の耳に、そんな声が聴こえてきた。 周囲を見渡すと、中々でかいゆっくりれいむとまりさ。それにありすとゆちゅりーがいた。仲良し4匹組みと言った所か。 うーぱっくはそのゆっくり達の声のする方へ降りていった。 最初は「ゆっくりやめてね!!」だの声をあげたが、鳩は啄ばむのをやめない。 傷ついていくうーぱっくを見て焦ったのだろう。とうとう鳩に体当たりを仕掛けた。 けれど、ゆっくりは所詮饅頭だ。 邪魔されて不快に思った鳩たちはゆっくりも啄ばみ始める。 「いだいよ!! はどざんやべでええええええええ!!」と叫び声をあげるゆっくり達。 しかし鳩は止めない。最初にゆちゅりーが皮を突き破られてしまった。他のゆっくりよりも皮が薄いゆちゅりーだから仕方がない。 「むきゅむきゅ」言いながら逃げ出そうとしたが、飛ぶことのできる鳩から逃げることはできずゆちゅりーは食われていなくなった。 残された三匹はゆちゅりーが食われたのを見て自分の末路を知ると、「いやだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」といいながらバラバラに逃げ出した。 もう、うーぱっく何て関係ない。大切なのは自分の命だ。 だけど逃げれるわけもなく、鳩にどんどん啄ばまれていく己の体。 ゆっくり達の体は食べられてなくなり、後に残ったのは髪飾りと帽子だけ。 ゆっくりを食べ終えた鳩たちはどこかへ飛んでいってしまった。 そして忘れていたうーぱっくを俺は思い出す。 うーぱっくを見るとまだ生きており、「う-…」と呻き声をあげている。 上からダンボールの中を覗くと、入れたポップコーンの種は全て無くなっていた。鳩たちが全部食べたのだろう。 だが、うーぱっくのダンボールの体は鳩に啄ばまれた事によって所々穴が開いている。もう飛ぶこともできないだろうし、先は長くないだろう。 俺は家の中にもう一度入って仏壇からマッチを取ってくる。苦しまずに逝かせてやろう。 マッチを擦り火を点けて、うーぱっくの体の中に入れる。 ダンボールの体に火はどんどん広がりだす。どこにそんな元気があったのか、目を見開き、羽をバタバタ動かして自ら空気を送り込んでいる。 そんなに早く楽になりたかったのか… やがてうーぱっくは灰になり、風に吹かれて飛んでいった。 死んでまで飛べるのだからあのうーぱっくは幸せなのだろう。 この後俺は近所のおばさんに「鳩に餌をやらないでくださいよ」と怒られた… 野鳩に餌をやると糞をするので餌をやらないようにしよう!! こんな駄文を最後まで読んでいただき真にありがとうございます!!本当にお目汚し失礼!! うーぱっくssを読んでいたら自分も書きたくなったので書いてみました。結果は相変わらずの駄文ですがorz 個人的にうーぱっくは叫び声を書くのが難しく、自分の中では色々物足りないものがあります。精進せねば… 感想フォームで『ますますきめぇ丸のことが好きになりました』と書いてくださった方、本当にありがとうございます!! もう自分の中でのきめぇ丸はゆっくりではなく人間に近い何かになりだしています… 書いた作品 ゆっくりいじめ系352 虐められるゆっくり ゆっくりいじめ系382 ある馬鹿なゆっくりの話 ゆっくりいじめ系394 きめぇ丸 ゆっくりいじめ系421 めーりんとこうりん ゆっくりいじめ系488 ゆっくり飼ってます ゆっくりいじめ系497 携帯でチマチマ書いてみた ゆっくりいじめ系571 みんなで食べよう ゆっくりいじめ系572 きめぇ丸その後 ゆっくりいじめ系596 ゆこまち 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2 ゆっくりいじめ小ネタ125 虫眼鏡 ゆっくりいじめ小ネタ128 ゆっくりが大好きだ!! ゆっくりいじめ小ネタ140 ガラス fuku2051 このSSに感想を付ける
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ほりはり 9KB 虐待-いじめ 制裁 小ネタ 理不尽 実験・改造 ツガイ 現代 独自設定 ぬるい 前半『 ほり 』 俺は部屋の惨状に顔をしかめる。 荒れ果てたリビング。 あちらこちらは泥だらけ。 食べ物を求めて右往左往した証拠が残された事件現場。 中央に置いている大きなコタツ。 俺はゆっくりとコタツに近づき、布団端をつまみ上げた。 「ゆっ!? ここからだしてねっ!」 「ゆっくりでられないよっ!」 内部に居たのはれいむとまりさ。 上目使いで涙ながらに助けを求めている。 「たすけてねっ! かわいいれいむをたすけてねっ!?」 「まりさはいいゆっくりなんだよっ!?」 のーびのーびしながら脱出を計るゆっくり達。 しかし、段差には全く届かない。 このコタツは掘りコタツ。 大きな穴が床下に掘られた暖房器具。 洋式の椅子に座るような感覚で暖をとることが出来るコタツなのだ。 不便な点はどのような道具にも存在する。 掘りコタツの不便な部分は、横になって寝そべる体制は厳しいと言う事。 それと、このようなゴミが底に溜まりやすいので注意しなければならない。 「れいむはかわいいでしょっ? とっても、ゆっくりしているでしょっ!?」 「まりさはすてきなゆっくりなんだよっ!」 俺は内部に手を突っ込んである物を取り上げる。 助けに来たと勘違いしたれいむ達を押しのけて小さな箱を手に取った。 うるさく喚くれいむ達の声を背にして台所へと向かう。 台所で暫く作業に没頭する。 準備が終わった俺はコタツ布団を再度捲り上げた。 「なにをしているのっ! はやくれいむをたすけてねっ!?」 「まりさはゆっくりしたいんだよっ! このせまいおへやからおそとにだしてねっ!?」 今回は悲しみの表情を浮かべることはなく、怒りを前面に表している。 イライラを抑えきれず体を震わせているれいむ達。 その中心部に小さい箱を戻す。 「ゆっ? ごはんさんだねっ! むーしゃむーしゃするよっ!」 「まりさもたべるよっ!」 ご飯を貰ったと勘違いするれいむ達。 直ぐに笑顔を疑問の表情に変えて、苦痛を訴える顔面芸を披露する。 「あづっ!? あづいぃいいいぃいいいいいっ゛!」 「ゆあっ゛!? あじいぃいいぃいいいいっ゛!」 小さな箱から熱気が迸る。 狭い掘りごたつの底に季節外れの夏が到来した。 「ゆわぁあぁああっ゛!? だずげでぇええぇええぇっ゛!」 れいむは小さい箱から距離をとるために暴れ出す。 丸い体に跳ね飛ばされたまりさは、熱気むんむんの小さな箱に激突する。 「まりさのすてきなほっぺたさんがぁあぁあああぁっ゛!?」 真っ赤に染まっていくまりさのホッペ。 頬を焼く小さな箱から懸命に逃れようと暴れるまりさ。 「れいむをたすけてねっ!? ここからだしてねっ!」 「ゆぶぶぶぶっ゛!? どいでねっれぇいぶっ゛!」 まりさを足場に脱出を計るれいむのせいで体は動かない。 れいむの大きなお尻はまりさの顔面に乗っかったまま。 上下左右に体を捩ってみるが、這い出る気配は一向に訪れない。 「ゆっ! ゆっ! ゆーっ!?」 「ゆげっ゛!? おぼっ! ぐげぇっ゛!?」 れいむは跳ね上がる。 まりさの顔面の上で。 しかし、求める理想郷は遠い。 飛び上がるれいむの遥か頭上に帰還ルートが存在していた。 「ゆーっ! ゆーっ゛! だずげでねっ! だずげでぇええっ゛!?」 「ゆっ゛ゆっ゛ゆっ゛…ユッ゛ユッ゛ユグッ゛!……ゆげぇえぇっ゛」 まりさはれいむに潰されてゆっくりしてしまった。 運動をしてれいむはポッカポカ。 掘りごたつの底は熱気むんむん状態。 れいむは涙を流しながら叫び続けた。 「ゆっ!? やっとれいむをたすけてくれたんだねっ! ちょっとゆっくりしすぎだよっ! はんせいしてねっ!?」 れいむは掘りごたつ内部から引き上げられた。 まりさが焦げる臭いで危険を察知した俺は、慌ててコタツ布団をひっくり返したのだ。 やっぱり、怒りのまま思いつきで行動してはいけないと反省。 「ゆっ!? そっちはおそとさんだよっ! さむいさむいなんだよっ!?」 俺は玄関に向かう。 赤いリボンを鷲掴みにされて宙に浮くれいむ。 やっと地獄から生還したれいむは、お尻を激しく振りながら抵抗していた。 しかし、健闘空しく、お外に放り投げられたれいむは顔面から地面に着地。 赤くなった顔面を摩りながら涙を漏らす。 「あけてねっ!? れいむをおうちにいれてねっ! どぼじで、れいぶを、おぞとにだじだりずるのおぉおおおぉおっ゛!?」 れいむはぴこぴこを器用に使って玄関ドアを連打する。 大きなお口を開けて不満を訴えていた。 「ゆんやぁああぁあああっ゛!?」 俺はうるさいれいむに冷水を浴びせた。 丸いお腹をヒールキック! ころころ転がっていくれいむ。 「もうやだぁあぁあっ゛! おうじがえるぅううぅぅっ゛!?」 れいむは泣きながら撤退。 ダラダラに濡れた体で地面を進んでいく。 残された物は汚くなったリビング。 俺は深い溜息を付いてから部屋を掃除開始。 掘りごたつを掃除する段階で、まりさの残骸を手にとって思案する。 ゆっくりの死骸を庭先に干すと、侵入者は警戒して寄ってこない。 そう言う話を、里帰りした田舎で聞いた事を思い出す。 俺はまりさを庭先に吊るしてゆっくり避けを祈願する。 とりあえず……罠ゆっくりのペタペタシートも買ってくるか。 後半『 はり 』 暖かくしたお部屋でゆったりと寛ぐ。 ストーブ全開にしてコタツに足を突っ込む。 素晴らしい休日。 至福の時。 俺は典型的な駄目人間。 いや、これは戦士の休息なのだ。 その状況に水を差す奴等がやって来た。 「おでがいじばずっ゛!? おでがいじばずぅううぅっ゛!」 ゆぇぇええんっ゛! しゃむいよぉおおっ゛!?」 窓にぺったりと体を押し付けるれいむ。 涙をだらだらと流しながら大きな口を開けている。 俺は部屋の中から視線を向けた。 すると、れいむの瞳に眩しいくらいの輝きが宿りだす。 あれは助けてくれると思っている眼差しだ。 「かわいいれいむをたすけてねっ!?」 れいむは体を小刻みに震わせて、おでこをガラスに張り付ける。 今日は横風がかなり強い。 上空からは絶え間なく降り続ける大量の雪は止む気配は無いようだ。 横なぎに吹き付けてくる雪はあまり頭には積もらず、大量の雪がれいむの側面へと厚く張り付いていく。 「ざざざっ……ざむいよっ゛!? このままじゃ、れいぶゆっぐぢじじゃうよっ゛!」 「ゆっくり死んでね?」 俺は温かい言葉をれいむにかけてコタツに潜り込む。 れいむは大きな口を開けながら体を縦に伸ばしてガラスにお腹を擦り付けた。 ぐりぐりとナメクジを思わせるその行動。 正直、とても気持ち悪いです。 「解った解った。暖を提供してあげよう」 「あじがどうございばずぅうううぅううっ゛!?」 泣き喚くれいむを暖かい部屋に入れる。 雪だらけの体で床を徘徊させるわけにはいかない。 ダンボールの底に新聞紙を引いて、その中にれいむをぶち込んだ。 俺は戸棚から貼るタイプのホッカイロ取り出す。 裏の粘着シート部分をれいむの肌色お腹へと直に貼る。 「ゆっ!? れいむのぷりちぃ~なおなかに、いったいなにをしてるのっ!」 貼られた異物に対して身を捩っていたれいむ。 体を左右に、いやんいやんと揺らし始めた。 「ゆ! ゆゆっ!?」 時間の経過と共に、段々体の揺れが収まっていく。 貼るホッカイロは徐々に熱を帯び、冷え切ったれいむのお腹を優しく暖める。 とろんとした表情を浮かべるれいむ。 だらしなく伸びきった全身はダンボール底にぺったりと広げる。 目を細めて口先を蕾み頬を高揚させながら、ゆっくり気分を存分に味わっていた。 「ゆっ! れいむはおなかすいたよっ! あまあまもっていきてねっ!?」 れいむは元気いっぱいに叫びながら要求を行う。 俺はそれに答える前にホッカイロを追加で貼り付けていく。 横っ腹はもちろん、足底に背中とうなじ部分。 ぺにぺにとあにゃるもバッチリ塞いで準備完了。 れいむはゆっくり種と言うか、ホッカイロのお化けみたいな外装になっていた。 「どぼじで、ごんなごどずるのっ!? かわいいれいむに、しっとしているのっ!」 とりあえず、口の部分は塞がない。 喚くれいむにお菓子を与えて油断させることに成功。 もっと寄越せと言うので、甘い砂糖水を飲ませた。 お腹いっぱいになったれいむは眠りに付く。 暖かいホッカイロを全身に貼り付けたまま。 ダンボールが振動を受けて激しく揺れる。 中で暴れているのは先程のれいむ。 体は真っ赤に染まっていた。 「あづっ゛! あづううぅういっ゛!? おみずさんもっできてぇええぇええっ゛!」 大量に貼られたホッカイロは、全て最高潮の温度に達していた。 肌に直貼りをしていれば、自主的に剥がすだろうと思われる危険な温度。 それを、れいむは大量に貼っている。 「あづっ゛!? いやぁあぁあああっ゛! どぼなっでるのおおおぉおおっ゛!?」 狭いダンボール内を転がるれいむ。 ダンボールの壁にお腹を押し付けて上下させた。 貼るホッカイロを剥がそうとしているのだろう。 しかし、密着したシートは全く剥がれる様子はない。 「おにいざんっ! おにいざんだずげでねっ! かわいいれいむをだずげでねっ!?」 涙を流しながら助けを求めるれいむ。 俺はそれを見ながら微笑を返す。 「お兄さんのお家でゆっくりしていってねっ!」 「ゆっぐぢ、でぎるわげ、ないでじょおおおぉおおおおぉおおっ゛!?」 まだまだ熱い温度はこれからも続く。 暫く時間が過ぎて、ぐったりと横たわるれいむの姿。 その後、先程大量に食らったお菓子とジュースを放出したいと懇願するだろう。 そこで俺はれいむに伝える。 このままシートを剥がせば、外皮も一緒に剥がされると言う事を。 当然、ぺにぺにとあにゃるも使い物にならなくなる。 絶望を伝えた時、れいむはどのような表情を俺に見せてくれるのだろうか? 想像しただけでたまらない! 脳髄に興奮物質が湧き上がる感覚に身を捩りたくなる。 『助かるにはこうするしかないんだよ?』 とか囁きながら、シートと外皮の間を刃物で剥くのも面白いかもしれない。 『これをすればゆっくり出来るよ?』 そう言いながら、餡子部分に貼るホッカイロをつけてみようか? 「いやぁあぁあああぁっ゛!? れいむ、おうぢがえるぅううぅううううっ゛!」 ダンボール内を苦しそうに転がるれいむ。 俺は砂糖水片手にそれを見つめている。 たまには、こんな休日も悪くは無い。 ・二部構成風にした小ネタのお話 掘りコタツの仕組みを検索して執筆 電気より練炭の仕組みを取り入れてみました ・一部他作者様の設定をお借りしています 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 814 ばうんてぃはんたー 希少種狩り ふたば系ゆっくりいじめ 802 我らっ!すっきりーっ!を熱く語る ふたば系ゆっくりいじめ 779 そうだ、駆除しよう ふたば系ゆっくりいじめ 764 たまたま ふたば系ゆっくりいじめ 752 おらべならい ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制 ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、6点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
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・23回目 ・ぱるぱるすぃです。 ・虐めません。 ・きっと小ネタです。 ・目指せ地霊殿ゆっくり化計画。その4。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス 橋姫。 由来とかは、各自あきゅペディア見るなりWahaa! を使うなりして調べて欲しい。 今回は、その橋姫の縁に関する事柄が重要だ。 橋姫は、縁切りの鬼女か女神として有名であることは、調べればすぐ分かる。 同じく丑の刻参りの由来でもあることも分かるだろう。 ちなみに丑というのは、昔の時刻を干支で表した単位である。 「ひとつのろわばあなふたつ」 丑一つは、午前二時から午前二時半までの時間を指す。 「ふたつのろわばうつろがみっつ」 丑二つは、午前二時半から午前三時までの時間を指す。 「みっつのろわばたくさんしとなる」 丑三つは、午前三時から午前三時半までの時間を指す。 「たくさんのろわばみなねたましい」 丑四つは、午前三時半から午前四時までの時間を指す。 で、現在丑三つ時。もっとも霊やらなんやらが出てくると言われている時間。 僕はサークルの夏休み旅行ツアーの一環である肝試しの下見に、深い森の中にある古びた神社に来ていた。 境内を懐中電灯片手に、仕掛けを出来そうな場所やルートを確認しながら神社の裏に回ると、御神木の根元のあたりに変わったゆっくりがいた。 日本人が無理やり染めたようなけばい金髪ではなく、外国人のような生まれつきの自然な金の長髪を白い手ぬぐいでくるっとまとめたゆっくり。 金髪と言えば、まりさかありす。 マイナーなところだと、ゆうぎやらんにやまめなどがその特徴に当てはまる。 ただ、そのゆっくりにはその他のゆっくりとは決定的な違いがあった。 金髪の間から、とんがった耳が生えているのだ。 本来、ゆっくりには、耳はないはず。 ゆっくり研究サークルの一員としては、その不思議なゆっくりを見逃す訳にはいかない。 ということで、神社の隅から、そっと覗いているのが現在の状況だ。 そのゆっくりは、ご神木に丸い饅頭のようなものを立てかけ、木の小枝をその饅頭に突き刺し、髪の毛で持った平べったい石で打ちつけている。 平たく言うと、前振りでの橋姫のように丑の刻参りをしているようだ。 「ひとつのろわばあなふたつ」 恨みを込めて、石を打つ。 「ふたつのろわばうつろがみっつ」 恨みを込めて、石を打つ。 「みっつのろわばたくさんしとなる」 恨みを込めて、石を打つ。 「たくさんしんでもみなねたましい」 恨みを込めて、石を打つ。 「ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱる・・・」 その繰り返し。 淡々としている姿は、ゆっくりのはずなのに鬼のような禍々しい雰囲気。 懐中電灯の光に気づいたゆっくりが僕の方を振り向いた。 爛々とした緑のジト目と目が合ってしまう。 「ゆ・・・ゆっくりしていってね」 「・・・」 思わず定型文を言ってみたが、取り合わずに緑眼ゆっくりは興味をなくしたようにまた。 「ひとつのろわばあなふたつ」 恨みを込めて。石を打つ。 無視されるのは、それはそれで悲しい。 なので、そのゆっくりの隣まで移動することにする。 近づく度に懐中電灯の光で明瞭になる御神木。 そこには、ゆっくりれいむが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そこには、ゆっくりまりさが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そこには、子れいむが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そこには、子まりさが木の枝で御神木に縫い付けられている。 そして今は、その中で一番小さいまりさが、緑眼ゆっくりによって御神木へ縫い付けられる真っ最中だ。 どうやら、野生の家族が緑眼ゆっくりに捕まった結果がこれらしい。 ゆっくりを殺すことも厭わないゆっくりと言えば捕食種だが、食べられた形跡はない。 このゆっくりがこんな回りくどいやり方をしているのが気になる。 「なぁ、あー・・・。ゆっくりよ。何をしているんだ?」 てっきり返事はないだろうと思ったが、緑眼ゆっくりは石を打ちながらも口を開いた。 「かぞくはねたましい」 「妬ましい?」 「ゆっくりしているのがねたましい」 怨恨殺人・・・なわけでは、ないはず。 「何故、ゆっくりしていると妬ましいんだ?」 「ぱるすぃがゆっくりできないからねたましい」 ぱるすぃは名前だろうか? ぱるすぃはゆっくりできないから妬ましい。 ゆっくりというものは、ゆっくり=幸福と見ている節がある。 つまり、 ぱるすぃ(このゆっくりの名前)はゆっくりできない(こうふくになれない)から妬ましい。 ということになるのだろう。 妬ましいという言い回しは、長年ゆっくりを見てきた僕でも聞いたことがない。 首をかしげていると、ふとぱるすぃは石を手放した。 髪の毛を手のように使って、てぬぐいを額から首(ゆっくりの首は口元から下2cm)までずらして、毒気が抜けたように笑顔を浮かべる。 「♪~~♪♪~~」 先程の鬼気迫る表情が嘘のように、鼻歌なんて歌っている。 ふと、思いつきを試してみたくなった。 てぬぐいを首から額に上げてみる。 「♪~・・・ぱるぱるぱる」 てぬぐいを額から首に下げてみる。 「ぱるぱるぱる・・・~~♪♪」 思ったとおり。 ジキル博士とハイド氏は薬が入れ替わりの条件だったように、ぱるすぃの嫉妬と通常はてぬぐいの位置で決まるようだ。 二面性のあるゆっくり。これは、なかなか面白そうだ。 本来は、肝試しのモチベーション維持の為にがやがやうるさいゆっくりを黙らせる為に、ゆっくりを半分睡眠状態にして沈静化する研究成果であるコーラを入れた霧吹きを持ってきたのは正解だった。 「~♪・・・~~ゆ・・Zz・・・」 吹きかけると鼻歌を歌って油断しきっていたぱるすぃはすぐに寝てしまう。 いつも携帯している組み立て式透明な箱を取り出して、眠るぱるすぃをその中に入れる。 下見のつもりが、とんでもなく収穫があった。 これは、来週が楽しみだ。 深夜丑一つ時、順番が来たゆっくりれいむとゆっくりまりさがスィーに乗って森の中を進んでいる。 「ゆっくりのひ~」 「まったりのひ~」 暗い夜道を歌を歌いながら悠々と走る二人の飾りには銀バッジがあるが、原初種と呼ばれる性質上。肝試しにはまったく向いていない。 やまめときすめの人魂も。 柳下の井戸からかつらを被ったきめぇまるが出てきても。 百鬼夜行の如く、様々な特殊メイクを施された30人(特性で一時的に分裂している)のうどんげ行進も。 その他の様々な仕掛けも。 「おお、こわいこわい」 「おお、こわいこわい」 ニヒルな顔でおどけるだけで、全く怖がった素振りを見せずスィーを走らせる。 折り返し地点である神社の御神木にも、ニヒルな笑顔で到着した。 「ゆっくりー」 「ゆっくりー」 御神木の前にある神社まで行った証の、『ゆ』の形をしたバッジを取って飾りに付けていると。 御神木の裏から音がする。 また、お兄さんやお姉さん達の仕掛けだろうと覗いてみた。 そのニヒルな笑顔は、とたんに無表情へと変わった。 「ひとつのろわばあなふたつ」 金髪のゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「ふたつのろわばうつろがみっつ」 緑眼のゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「みっつのろわばたくさんしとなる」 てぬぐいをつけたゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「たくさんしんでもみなねたましい」 金バッジをつけたゆっくりが、恨みを込めて石を打つ。 「ぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱるぱる」 自分ではないれいむに恨みを込めて、石を打つ。 自分ではないまりさに恨みを込めて、石を打つ。 れいむとまりさの無表情が徐々に変化していく。 やがて、口と目が開ききった時。 緑眼と目が合った。 爛々とした目が在った。 「でこぼここんび・・・ねたましい」 「うわああああぁぁぁ!!!」 「うわああああぁぁぁ!!!」 れいむとまりさは踵を返して、一目散に元来た道を逃げ帰った。 後で話を聞くと、いつもマイペースなあの二人があんな表情をしたことを見たことがなかったとサークルの全員が語った。 妬むことで、相手をゆっくりさせない。その相手を見ることがゆっくり出来ること。それがぱるすぃにとってのゆっくりすること。 ぱるすぃのあとに脅かそうと草葉の陰で、鎧武者の服装でスタンバイしていた僕にぱるすぃは、十三回目のしてやったりな笑顔を向けてきた。 僕は、十三回目の笑顔を浮かべる。 アトガキ ぱるすぃを書きたかった。ただそれだけです。 ということで、書いてみました。ぱるすぃ。 嫉妬するゆっくり。ってことで妬ましいからの言葉攻めを書こうと思いましたけど無理でした。 で、元ネタの水橋パルスィの元ネタの橋姫から引っ張ってきた次第です。 妖怪とゆっくりって、結構相性良いですよね。特徴とか。 橋姫の丑の刻参りは、目撃されたら術者に呪いが跳ね返ってくるんですが、それがないのはゆっくりだから。つまりそういうことです。 今更ですけど、東方の金髪率は異常でどう描写するべきか悩みます。はい。秋姉妹? 自分のログには何もありません。 目指せ、地霊殿ゆっくり化計画。4/8 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング ・ふたば系ゆっくりいじめ 1214 てゐ! ・ふたば系ゆっくりいじめ 1227 ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1235 箱、無音、窓辺にて ・ふたば系ゆっくりいじめ 1261 世はまこと遊技である ・ふたば系ゆっくりいじめ 1296 かえるのこはかえる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1318 川辺の海賊 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1342 水橋姫 どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね ・女はつらいよ このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 やまめあき感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1342 水橋姫』
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おまけ 前 れいむの元から逃げ去った2匹の子れいむは、親れいむから逃げるために、方々に散って行った。 1匹は内風呂の中へ、もう1匹は最初に来た植え込みの中に飛び込んだ。 内風呂に入っていった子れいむは、運よく開いていたドアが目に止まり、その小さな部屋の中に飛び込んだ。 しかし、そのドアにはロープが掛けてあり、使用禁止と書かれてあったのだが、子れいむに文字が読める筈もない。 小部屋の隅でしばらく身を隠していると、親れいむの声が内風呂の中に響き渡った。 自分を追って来たと思った子れいむはガタガタ震えたが、どうやら親れいむは子れいむのほうに来る気はないらしく、向こうで壁に体当たりしている音が聞こえてきた。 その後、ドアの開く音と共に、れいむの悲鳴が子れいむの元まで届いてくる。 何をされているのかは知らないが、今まで聞いたこともないような親の絶叫に、子れいむはチビりながら、その声が止むのを待ち続けた。 やがて親れいむの悲鳴も止み、人間の足音が遠さかって行ったが、子れいむは恐怖に足がすくみ、その場から動くことが出来なかった。 そして、神経を減らし続けた結果、余りの疲れにいつの間にか子れいむはその場所で眠ってしまった。 「まったく!! 今日はゆっくりが多くて、散々だよ」 清掃のおばさんが、まりさ親子を崖下に捨て、露天風呂の掃除を終えて戻ってくると、子れいむの入った部屋の入口に掛けられたロープを取って、ドアを閉めた。 閉められたドアには、こう書かれたプレートが填められていた。 “サウナ室” 「ゆっ?」 子れいむは目を覚ました。 一瞬、自分がどこにいるのか分からなかったが、周りを見渡し、すぐに自分がここにいる理由を思い出した。 どのくらいたったのかは知らないが、小さな部屋の窓からのぞく空は、少し夕日掛かっている。 子れいむはまだ親れいむが怒っているのでは震えた。 悲鳴は聞いていたものの、現場を見たわけではないので、まさか親れいむが死んでいるとは夢にも思わなかった。 どうやって帰ろうか? 謝れば許してくれるだろうか? いろいろ考えたが、結局名案が浮かばなかった。 そんな折、子れいむは空腹感に襲われた。 まりさ達と違って、子れいむはお菓子を食べていないのだ。一度感じると、立ってもいられないくらいお腹が空いてくる。 もう帰ろう。お母さんもきっともう怒っていないだろう。 子れいむの餡子脳は、空腹に負けて、面倒事を考えるのを停止させた。 子れいむは、小さな部屋から出ようとした。 しかし、さっき入ってきた入口は、大きな木の板で塞がれていた。 子れいむは、自分が出口を間違えたのかなと、小部屋の中を行ったり来たりしたが、どこにも出られるような場所は無かった。 「ゆうう―――!!! なんで、でられないのおおぉぉぉ――――!!!」 部屋から出られなくて、泣き出す子れいむ。 しかし、ここで泣くことは、ある意味自殺行為に等しいことを、子れいむはまだ知らなかった。 一通り泣き叫んで、子れいむは誰か助けが来るのを待っていた。 窓から見える空は、もうすっかり真っ暗であり、この時期は夜になると、めっきり寒くなってくるのだ。 ゆっくりは寒いのが大の苦手である。 子れいむも、「寒いのはいやだよおおぉぉぉ―――!!!」とまた半ベソをかくも、そこで子れいむは異変に気がついた。 なぜか部屋が暖かいのである。 本来ならもう寒い時間だと言うのに、この暖かさときたらどうだ。まるで春の陽気のそれではないか!! 「ゆゆっ!! あったかくなってきたよ!!」 暖かくなってきて、喜ぶ子れいむ。 空腹なことも部屋から出られないことも一時忘れ、嬉しくなって部屋中を飛び跳ねている。 しかし、次第に状況が一変し出した。 熱さが下がらないのだ。 春の陽気は次第に夏の昼下がりになり、夏の次に秋が来ることはなく、その後もグングン気温が上昇していく。 「たいようさ―――ん!! もうやめでええぇぇぇぇ――――!!!」 子れいむは、余りの暑さに意識がもうろうとしだしてきた。 すでに沈んでいる太陽に文句を言い放つ。 しかし、太陽(笑)は、子れいむの言うことを無視して、どんどん気温を上昇させていく。 室温70度くらいの頃だろうか? 子れいむの座っている木の板が高温になり、同じ場所にじっとしていられなくなった。 「あじゅいおおおおぉぉぉぉ―――――!!! やめでえええぇぇぇぇぇぇ――――――!!!!」 あまりの熱さに、子れいむは飛び跳ね続けるしかなかった。 その間も、子れいむの体からどんどん水分が奪われていく。 泣いたり、チビったりしなければ、もう少しは水分ももったかもしれないが、既に子れいむの体の水分は限界まで搾り取られていた。 遂には、跳ねる力さえ出てこなくなった。 「なんで……れいむがこんな……めにあわ…なく……ちゃなら………ない…の?」 カサカサになった唇は最後にそう呟くと、子れいむは先に行った姉妹たちの元に旅立って行った。 2時間後、水分の無くなったカラカラの焼き饅頭が、温泉客に見つけられた。 植え込みの中に逃げ込んだ子れいむは、適当な方向に逃げて行った。 とにかく親れいむに捕まるまいと、場所も考えることなく精一杯逃げていく。 やがて、子れいむの体力が付き、これ以上歩けないというところで、子れいむは足を止めた。 「ゆひーゆひーゆひー……」 大きく肩で息を付く子れいむ。 後ろを振り返ると、親れいむの姿は見えないし、声も聞こえない。 逃げ切ったのだと、ようやく子れいむは、一息つくことにした。 子れいむはその場でしばらくジッとしていれば、その内親れいむの怒りも収まるだろうと考え、安全そうな草むらに身を隠して、疲れをいやすべく眠りについた。 子れいむが起きたのは、サウナに入った子れいむと、ちょうど同じくらいの時間だった。 すでに空は真っ暗で、うっすら寒い。 もう親れいむの怒りも静まった頃だろうと、子れいむは巣に帰ろうとした。 しかし、その時になって、ここがどこか全く分からないことに気がついた。 「ゆううぅぅ―――!! ここはどこおおおぉぉぉぉ―――――!!!?」 大声で叫んでも反応してくれるものは誰も居なく、子れいむは仕方なく、運良く来た道に戻れることを祈り、適当に歩き始めた。 しかし、そんなことで無事にたどり着けるほど、世の中は甘くない。 元々体力が少ない子ゆっくりで、しかも飯抜き山中歩行をしたおかげで、せっかく体を休めたというのに、すぐに子れいむの体力は限界に達した。 「……もう……あるけないよ……」 子れいむはその場にうずくまった。 すると、目の前の草影がカサカサと動き出した。 初め、親れいむが迎えに来てくれたのかと思ったが、出てきたのはカルガモの親子だった。 子れいむは落胆したが、すぐにあることが閃いた。 このカルガモ達なら、あの温泉の行き先を知っているに違いない!! あそこまで連れて行ってもらえば、後は巣の帰り方は分かっている。 「とりさん!! れいむをゆっくりおゆのところにつれていってね!!」 カルガモに向かって、跳ねて行くれいむ。 本当に危機意識の薄い饅頭である。 人間ならともかく、野生生物の前に饅頭が行くなど、空腹のライオンの前に自分から進んでいく草食動物に等しい。 結果は言うまでもないだろう。 「ゆぎゃああぁぁぁぁぁぁ―――――!!! なにずるのおおおぉぉぉ―――――!!! れいむはたべものじゃないよおおぉぉぉぉぉ―――――!!!!」 親カルガモはれいむを咥えると、子カルガモの前にれいむを差し出した。 「やめでえええぇぇぇぇぇぇぇ――――――!!!! いだいよおおおぉぉぉぉぉぉぉ――――――――!!!!」 子カルガモに、チクチクと啄ばまれ暴れ狂う子れいむ。 しかし、親カルガモの体長は60㎝近くもあり、子れいむとの力の差は歴然で、逃げだせるはずがない。 子カルガモは、子れいむをボロボロ溢しながら食べていくも、しっかり下に落ちた皮や餡子も、残さず食べていく。 食べ物を粗末にしないその精神は、飽食になれた外界の人間や、どこぞの饅頭一家にも見習わせたいくらいである。 やがて、子カルガモ達がもう食べられなくなると、半分ほど残った子れいむは、親カルガモに美味しく食べられた。 ここで、一家全員が死亡したこととなった。 結局、この一家の不幸はカルガモに始まって、カルガモに終わることとなったのである。 ~本当にfin~ カルガモの親子って可愛いよね!! なのに、ゆっくりが同じことやっても腹が立つだけなのはなぜだろうww ちなみに帽子の設定は、家族は帽子を被ってもなくても個体認識が出来るということで。 今まで書いたもの ゆっくりいじめ系435 とかいは(笑)ありす ゆっくりいじめ系452 表札 ゆっくりいじめ系478 ゆっくりいじり(視姦) ゆっくりいじめ系551 チェンジリング前 ゆっくりいじめ系552 チェンジリング中 ゆっくりいじめ系614 チェンジリング後① ゆっくりいじめ系615 チェンジリング後② ゆっくりいじめ系657 いい夢みれただろ?前編 ゆっくりいじめ系658 いい夢みれただろ?後編 ゆっくりいじめ系712 ゆっくりですれ違った男女の悲しい愛の物語 ゆっくりいじめ系744 風船Ⅰ ゆっくりいじめ系848 風船Ⅱ ゆっくりいじめ系849 風船Ⅲ カルガモとゆっくり 前編 カルガモとゆっくり 後編 カルガモとゆっくり おまけ このSSに感想を付ける
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酔っ払い 11KB 虐待-いじめ 小ネタ 都会 現代 ※若干汚いシーンがありますご注意を ふーむ、飲みすぎた。 流石にフラフラする、何とか家に帰れれば良いが… 「にんげんさん!れいむはシングルマザーなんだよ、かわいそうなんだよ!だからあまあまをおいていってね!!」 こんな時間にゆっくりに遭遇するとは… 確かこいつはれいむとか言う奴だな、しんぐるまざーとか言ってたか? ゆっくりは良く知らないんだよな… 「なにしてるの?さっさとあまあまもってっていってるでしょ?おちびちゃんがおかなをすかせているよ?」 「おかーしゃんはおこるとこわんだよ!おとなしくいうことをきいてね!さっさとゆっくりさせてね!」 ふーむ、こいつ等腹でも減っているのか? いつもなら相手にしないんだが、今日は酒が入っているので気分が良い。 「お前らはぁ、お腹が減っているんれすか~?」 「そういったでしょ?わからないの?ばかなの?しぬの?」 「ばーきゃ、ばーきゃ!」 「……ふーむ、よし、おにーさんについて来なさい、奢ってやろふ!」 「なにいってるの?とうぜんだよ!」 「ゆわーい!おかーしゃんがにんげんにかったんだね!おかーしゃんはつよいね!」 「大将!まだやってる~~~?」 「いらっしゃい!まだやってるよ!」 「ここはなんだかあたたかいね、ゆっくりできるよ、きにいったよここを「お客さん、それゆっくりですかい?」ゆゆ?」 「ええ、なんか腹減ってるみたいなんれ、なにかあまいものでもつくってくらさい、あとビール!」 「あいよ!」 何だか、このれいむとか言うのが不機嫌そうにしているけど、たぶん酔っているせいでそう見えるのかもしれない。 とりあえず、こいつを持ち上げてカウンターの椅子に乗せる、れいむの頭には同じ形の小さいのを乗せておく。 途端に機嫌が良くなったのか、歌かなにか良くわからない雑音を撒き散らしている。 …よく見ると、かなり汚い。 「はい、おまたせ!ビールと、カルーアミルクね」 俺はビールを一杯飲んでから、この薄汚れた親子に出された酒を飲ませることにする。 こいつらには手がない上に、何よりこのままでは、完ターのコップに届かない。 「ほら、飲ませてやるから口を空けろ」 「れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ、それくらいやるのがとうぜんなんだよ!」 なんか無駄に偉そうだな。 まあ、そう言って間抜け面で大口を開けるこいつの口にカルーアミルクを流し込む。 「ゆゆ!あまーい!しあわせー!ゆっくりできるよ!もっとちょうだいね!!」 「ほら、小さいのも口を空けろ」 「ゆわーい!はやくのませてね!!」 「なにしてるの?れいむのほうがさきにきまってるでしょ?おちびちゃんはがまんしてね!」 「なに言ってるんら?まだまだあるから欲張るんじゃないよ!」 そう言って子供の方にも飲ませてやる。親子ともども大満足の様子だ。 更に追加をせがむのでもう一つ同じものを注文する、俺もビールとつまみを頼む。 2杯目のカルーアを半分ほど飲ませたくらいに変化が起こった。 「ゆぺろぽっぽ~♪れいみゅなんだきゃたのしいよ~♪くーる、くーるおめめがままままるるるるー♪」 「ゆふ~ん!おちびちゃんもだいまんぞくだね!れいむもゆうしゅうなどれいがてにはいってごきげんだよ!」 どうやら子供の方は酔いが回ったらしい、親の方もご機嫌なようだが… 今こいつは俺のことを奴隷と言ったのか?何だか少しイライラしてくる。 どうもこのままでは絡み酒になってしまう、良くないなと思いつつも絡んでしまう。 「今君は俺のことをどりぇいと言ったのれすか?……俺は会社のどりぇいになったつもりはありましぇん!!」 「なにいってるのこのどれいは!れいむのどれいにしてやったのに、たいどがわるいよ!」 「態度が悪くて結構ですー!おら!そんなことよりもっと飲め!!」 「なにするの?ふがやべべ!ぶごぼぼぼぼぼっ!ぶばっ!やべろぉぉぉ!!」 「こら!吐き出そうとするにゃ!勿体無い!これだって俺がはちゃらいて稼いだお金なんだぞ!!」 そう言って飲まされた物を吐き出そうとするれいむの口を無理やり押さえる。 気が付いたらビールが無くなっていた、どうやら間違えてビールを飲ませてしまったらしい。 れいむが必死に揉み上げをピコピコしながら泣いている。その頭の上では愛も変わらず楽しそうにしている子れいむ。 「ゆんゆんゆ~ん♪ゆっぴょろぽ~♪ゆゆっ!おきゃーしゃんもたのちぃちょーれーみゅもまきぇないよーぷ!」 親の必死の形相が楽しそうに見えたのか、子れいむも親の真似をしてピコピコやり始める。 何だかその様が面白くなって、ついつい追加のビールを2杯頼んでしまう。 親れいむの方もようやくビールを飲み込んだようなので手を放してやる。 「ぐむむっ!ぷはっ!ゆげっぷ!ゆげぽっ!ゆふふ~ん♪ぺっぽろぽ~♪おしょりゃをと~んでるみみみみたい~♪」 「ゆ~ぴょぽっぽ~♪ゆふふふふ!ゆけけけけ♪ゆっころろ~ん♪」 うーむ、何だか俺も楽しくなってきてしまった。今夜はとことん行ってみるかな。 そんな事を考えていると、追加分のビールが出てきた。 その内1杯をこの親子に無理やり飲ませる。 「ゆぺぺぽぽ~ん♪ゆご?!ふごごごごっ!ぶもももにががっ!むむむ!…ゆっぱらぴ~♪」 「ゆんゆんや~♪ゆむ??ごばばばばばっ!にぎゃ~い!むぐぐっ!……ゆぺぽぽぽ$%&’@+*…」 「はっはっは!もっと飲め~♪もっと酔え~♪」 こうして夜は更けていった。 「う~ん、頭が痛いな………なんだこりゃ!」 どうやらあの後何とか家まで帰ってきたようなのだが、玄関に入った所で眠ってしまったらしい。 問題は手に握られたこれである。気持ち悪い感触に気が付いてそれを見れば… どうやらそれは昨日の子れいむの様なのだが、握りつぶしてしまったのか目玉が片方飛び出し餡がもれている。 尻と口からも同様に餡が飛び出しており、だらしなく舌を出して死んでいた。 とりあえず気持ちが悪いそれを捨てると、親の方を捜すが何処にも見当たらない。 ふと振り向くとそこには口から餡を吐き出して潰れている醜い饅頭の姿があった。 どうやらこれを枕代わりに眠ってしまったらしい……… よく見るとこのれいむ親子はかなり薄汚れていて汚かった。 よくこんな奴等に酒をおごり、家までお持ち帰った上に枕に出来たものだ。 酔っ払いは恐ろしいと我ながに思うのだった。 数日後… 今日も飲みに誘われてしまった。 少し千鳥足気味で家に帰ろうとしていたら、道端で泣いているゆっくりに遭遇した。 この前のれいむとか言うのとは違い、黒い帽子を被ったやつだ、確かまりさとか言う奴だったかな? 「ゆびゃぁぁぁん!おにいさぁぁん!どおしてまりさをすてたのぉぉぉぉ!!おなかすいたよぉぉぉ!!」 「…うーむ、なんだお前?捨てられたのら?」 「ゆびゃぁぁぁんゆんゆん!……ゆぅ?!おにいさんはだれ?まりさをゆっくりさせてくれる?」 「誰れもいいだろ?それより腹減っているのら?それなら奢ってやってもいいぞ」 「ゆん!何か食べさせてくれるの?ゆっくりできるよ、おにいさん!!」 「大将、人間一名ゆっくり1匹あいてる?」 「いらっしゃい!…今度はちがうゆっくりですね…どうぞ、空いてますよ」 「ゆわーい!あかるくてあったかいよ、それにいいにおいもするよ」 「えぇっと、ビールと焼き鳥5本ねーあろは…この前のかるーらミルクね」 「あいよ!」 注文の品が出てくるまで、この捨てまりさの身の上話を聞いてやった。 なにやら金バッチゆっくりとか言う物らしく、普通の飼いゆっくりとは違い偉いんだとか。 野良のゆっくりを家に連れ込んだら飼い主が怒り捨てられたとかで、 番になるはずのゆっくりにも逃げられたそうだ。 で、食べ物も寒さを凌ぐ様な場所もなく途方にくれて泣いて居たんだそうだ。 「…だからまりさは、かわいそうなゆっくりなんですぅぅぅぅ……おにいさん、まりさかってね?」 「ほい、おまち!ビールとカルーアと焼き鳥ね」 「まあ、とりあえず飲め飲め…腹減ってるなら食え食え…」 「ゆーん!ちゃんとはなしをきいて……ゆゆっ!これあまーい!しあわせー!ゆっくりできるよー♪」 この前のゆっくりよりは、態度が良い気もするが何だか厚かましい奴だ。 こういう態度だったから捨てられたんじゃないのか? そう思うと、何だか説教したくなってきた。今日も悪い酒になってしまう。 「ぷはーっ!いいですかまりしゃ君、君のそういう厚かましい態度が、 きゃいぬししゃんに捨てられる原因なのではないですか?それではいけましぇんよ!」 「ゆべぇ!おにいさん、いきがくさいよ!どおしてそんなこというの?まりさはとくべつなゆっくりなんだよ?」 「そんなことありましぇん!ゆっくりはみな平等です!特別も糞もありましぇん!金バッチも野良もぜぇぇんぶ同じだぁ! ほら、ウダウダ言ってないで飲め、これも食え!」 「ゆん!なにいってるの?まりさはとくべつ……あまーい!ほっぺたがおちそうじぇ~♪…むぐむぐ… なにこれ?おいちー!…まりしゃきもちよくなってきちゃよ~ゆろぽぽぽぺ~♪」 「気に入ったか?それは焼き鳥しゃんでーす、ほら、もっと飲め!もっと食え!」 「ゆわぁぁい!おにいしゃんだいちゅきー!やきとりしゃんもだいしゅきー!…ゆぺぽろろんっぱっぱぺろももも~♪」 「…大体、ゆっくりというのはデスね………」 こうして夜は更けていく… 「あー気持ち悪い、飲みすぎた…」 「ゆっぽろぴょ~ん♪おにーしゃんだいじょーびゅ?きゃおいろがわるいのじぇ~♪」 店を出てから少し歩いていたらふいに気持ち悪くなってきた。 流石に飲みすぎたらしい、なぜかまりさも俺の後をつけてくる。飼って貰える気で居るのだろうか? ………っと、流石に限界が来てしまった。 俺は不意にまりさの帽子を奪い取ると、そこに居の中の物をぶちまけた。 オレオレオレオレオレオレオレ…※細かすぎて伝わらない物まね風にお願いします 「ゆっぽぽろ~…ゆん!なにするのじぇ!おぼうしかえしぇ!かえし……………なにじでるのぉぉぉぉ?!」 「いやー悪い悪い、思わす…オレオレオレ……丁度良い袋があったから……オレオレオレ…まあ、気にするな…」 「ゆわぁぁぁん!まりしゃのすてきなおぼうしがぁぁぁ!!おにいしゃんのばかぁぁぁ!」 おかげで大分楽になった俺だが、まりさは必死に俺に体当たりしている。 こんな汚い帽子ごときでそこまで怒る理由が良くわからないが、とても大切な物だったのかもしれない。 謝罪しようかと思っていると、今度は俺のズボンに噛み付いてきた。 「このばきゃぁぁぁ!おぼうしがよごれちゃっだよぉぉぉ!!もうこれじゃゆっくりできないぃぃぃ!!!」 噛み付きながらどうやって喋っているのかは知らないが、ズボンを汚された事に段々腹が立ってきた。 「…こら!噛むんじゃない!まったく汚いな…まあ、帽子を汚したのは悪かったかもしれないが、 飯を食べさせてもらってその態度は何でしゅか!そんなゆっくりだから、お前は捨てられたんだじょ!!」 「ゆびぃぇぇぇぇん!こもばかおにーさん!どおしてそんなこというのぉぉぉぉ!! まりさはとくべつなゆっくりなんだじぇぇ!!ゆっくりしてただけなのにぃぃぃぃ!!!」 「そういう態度がいけないんだよ、それが解らないのはアホだからだ!ゆっくりって皆こんなもんなのか?」 「ゆっぎぃぃぃ!このばかおにーさん!まりさがせいさいしてあげるのじぇぇぇ!!」 そう言ってまりさは激しい剣幕でぶつかって来た、まあ、悲しいほどに痛くないが。 それでも必死にポヨンポヨンとぶつかってくる姿を見ていると段々イライラしてきた。 ……で、思わず蹴ってしまった。 ドガッ!「ゆんべぇ!」 意外と軽い蹴り応えであったが、まりさはボールのように吹っ飛びゴミ捨て場の方に転がっていった。 運が悪かったようで夜の内に出してあったゴミ袋に頭から突っ込んだ。 運が悪いときは重なる物だ、なんとゴミ袋は野良猫にでもやられたのか、袋が破れておりまりさはゴミにまみれた。 「ゆげぶ!…いだぃぃ!くざいぃぃ!ゆっくりでぎなぃぃぃぃ!!」 「…ったく!…ゆっくりする事しか考えてないのか?……あーそういえば、奢ってやったのに礼の一つも聞いてないな」 そう考えたらさらにイライラしてきた。 べつに俺が好きで奢ってやったわけだから感謝されなくても良いが、 自分が優秀みたいなこと言ってるくせに感謝も出来ないこいつに頭が来た。 飼い主が捨てた理由も良くわかるというものだ。……そうだ、良いことを思いついた。 「そうだ、そんなに帽子が大事なら返してやるよ…」 そう言って俺は未だにゴミの中で、もがいているまりさにゲ○入りの帽子を被せてやった。 「?!ゆぼべぇ?!なにごれぇぇぇ?!くざいぃぃぃ!ひりひりするぅぅぅぅぅ!!」 「何ってそりゃお前の帽子じゃないか、大切ならしっかり被っておけよ…じゃあな!」 「ゆぎゃぁぁぁ!くざいぃぃぃぃ!いだぃぃぃぃぃ!ゆっぐりでぎなぃぃぃぃ!!!」 アホゆっくりのせいですっかり酔いがさめてしまった。 まったく、もうゆっくりとは酒を飲まないぞ。 さらに数日後… 「むきゅ!ぱちゅをひろうなんてにんげんさん、かしこいせんたくよ」 「うぃーおごってやるから好きな物たのんでいいぞぉぉ!………ってありゃ、張り紙だ…なになに?」 ※当店では持ち込みゆっくりお断りです! 「ふーむ………そういう事でお前は店に入れましぇぇん!飛んで行けぇぇぇ!!」 「むぎゅうぅぅぅ!おそらをとんでるぅぅぅぅ!!」 完 酒の飲みすぎに反省して書きました。まあ、厳密には飲まされたのですが… 今週から仕事が忙しいので、ペースが落ちるかもしれませんがネタが浮かぶ限り色々書いてみます。 酒を飲むと妙にテンションが上がる徒然でした。 徒然あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6 ふたば系ゆっくりいじめ 888 一週間 ふたば系ゆっくりいじめ 896 モチモチぷにぷに 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 酔っ払ってもゆっくりを甘やかす↓ 通常種として当たり前のことをする(でもまだまだ甘かったけど) ゆっくり側で見てみたい -- 2010-12-11 23 31 26 汚い饅頭に食べ物用意しなきゃいけない店主さんも大変で御座るなwww 店主の対応に吹いたわww -- 2010-11-20 19 49 20 あんな糞饅頭を店に連れ込むとかホント酔っ払いは性質悪いな -- 2010-10-16 17 02 50 面白かった 最後に遂に店主がゆっくり対策したのがツボだった そりゃあんな汚い汚物が二回も店に入ってくりゃ嫌だよね~ 飲食店は清潔第一だから -- 2010-08-18 22 38 37 しんぐるまざーは鉄板ネタだな。面白い。 まりさは可愛かったのに捨てられて可哀想。 ゆっくりは馬鹿でワガママなほうが可愛いだろ。 -- 2010-08-18 21 35 04
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町ゆっくりの食料事情 6KB ・秋コンペの没ネタ お題を推測して2~3本小ネタ書いてたけど、全部はずしちゃった。 また一から練り直しだー。 ・小ネタ・単品という普段やらない形式で行きそうだったので、 普段使いどころの無さそうなネタをひねりだしてみました。 『町ゆっくりの食料事情』 D.O 脆弱かつ本能に忠実なゆっくりに対して、世界は常に厳しい。 中でも、人間にとってのみ都合よく整備された『町』は、 四季を通じてゆっくりを絶望的な環境に追い込み続ける。 町では、ゆっくりを追い詰める存在には枚挙いとまがない。 あんよを痛める舗装道路、全ての饅頭を蹂躙する巨大なすぃー、そして人間さん。 だが、特に絶望的なのが、食料事情であった。 冬どころか、四季を通じて自然の恵みはほとんど存在せず、 わずかな草地や、生ゴミの多く出るゴミ集積所を求めて熾烈な縄張り争いが行われる。 町で生まれた野良ゆっくり達には安息の日は訪れないのだろうかと思われた。 だが最近、町ゆっくりの食料事情が多少改善される変化があらわれはじめた。 「「「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー。」」」 まりさ一家は、今日もごはんを無事手に入れることができた。 「おきゃーしゃん、しゅうまがさんはぱりぱりしちぇ、とっちぇもゆっくちしちぇるにぇ。」 「ゆぅ、でもしんぶんさんのほうがおみずによわいから、さきにむーしゃむーしゃしようね。」 「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!」」 ・・・・・・町のゆっくり達が今食べているのは、古新聞や古雑誌。 全ては、食料争奪戦についていけなくなり空腹に苦しむ一匹のぱちゅりーが、 最近町内でオープンしたとある店の前で、甘党お兄さんに偶然出会ったことがきっかけであった。 「むきゅ・・・お・・・おにーさん、なにたべてるのぉぉお!?」 ・・・・・・。 「何って、クレープだよ。」 「か、かみさんはごはんじゃないわ、むきゅ?」 「(紙って・・・)うまいぞ。ちょっと食ってみるか?」 ぴり。ぽいっ。 「む、むきゅ・・・むーしゃ、むーしゃ。・・・・・・し、し、し、しあわせー!」 それから2週間後、紙を食べるゆっくりは町中のいたるところで見ることができる様になっていた。 一体どれだけのゆっくりが、クレープと紙を勘違いしているかはわからない。 ゆっくりがいくら思い込みに感覚を左右される饅頭とはいえ、おそらくは最初のぱちゅりーくらいであろう。 しかし、勘違いはともかくとしても、紙自体はとてもゆっくりした食料だった。 野生時代は草ばかり食べていたゆっくりの、本能を刺激する味と食感。 薄っぺらくて、水でぬらすと柔らかくなり、非常に食べやすいこと。 生ゴミと違って保存も利くこと。 さらに、多少散らかしても人間さんも大目に見るし、紙製のゴミなどそこらじゅうに転がっていた点も魅力であった。 以前は防寒用だった新聞紙さんや段ボールさんも、今では非常食として重宝している。 公園では野良ゆっくり達が集まってワイワイと何かやっている。 中央にいる数匹は、何やら目隠ししながら紙ゴミを食べているようだ。 「わかるよー。かめばかむほどこくがでるなかに、さわやかなかおりがひろがるよー。 これはしっぷさんのあきばこだよー。」 「ゆぉぉぉぉおおお!!せいかいだよっ!」 「すごいよ、またせいかいしたよ。」 「さすがは『ぼーるがみのちぇん』だみょん。」 「むきゅぅ、つぎはこっちよ。むーしゃ、むーしゃ。 むきゅっ!このかるいしょっかんとにがしょっぱいあじ、それにいかさんのにおい・・・これは、てぃっしゅさんね!」 「ゆぉぉぉぉおおおお!!!またせいかいしたよ!!」 「さすがは『かみそむりえのぱちぇ』だみょん。しょうぶがつかないみょんね。」 ・・・ゆっくり達がやっているのは『利き酒』ならぬ『利き紙』。 どちらの味覚がより優れているか勝負しているようだ。 野良ゆっくり達は、大量の新しい食料を手に入れることで、 食事を、生命をただ明日へつなぐためのモノから、一つの娯楽へと高めることに成功したのだ。 とある他の公園では、ご近所の人間さん主催による新聞紙大食いバトルが行われている。 「はふっ、はふっ、めっちゃうめ!まじぱねぇっ!」 「おきゃーしゃん、がんばっちぇ~!」×5 「ゆうしょうはれいむだみょん!あっとうてきだみょん!しょうひんは、でんわちょうさんだみょん!」 「ゆふぅーん。おちびちゃんたち、きょうはおなかいっぱいむーしゃむーしゃしようね!」 「ゆっくちー!ゆっくち!!」×5 「・・・・・・面白えなあ、ゆっくり。」 一方別の広場では、特に味の良い紙と生ゴミ等を交換する、美味紙オークションが行われている。 「つぎはこの、ぎゅうにゅうぱっくさん3たばなのぜ!」 「ゆゆっ!ありすはきのうひろった、とかいはなおべんとうさんをだすわ!」 「それじゃあちぇんは、ふかふかのたおるさんだよー!」 「まりさはたおるさんとこうかんするのぜ!!」 「わかるよー!」 「ゆぁーん、みゃみゃー。ありしゅ、ぎゅうにゅうぱっくしゃんがたべちゃいわ。」 「ごめんねぇ、おちびちゃん。いなかもののおべんとうさんでがまんしてね。」 今はゆっくり飽食の時代。 はたしてこの、ゆっくりした生活はいつまで続くのであろうか。 食料の量に町ゆっくりの数が追いついたとき?それとも・・・・・・ 「・・・・・・ねぇ、ゆっくり。お前紙とか食ってるけど、うまいの?」 「む、むきゅん!かみさんはとってもあまあまなのよ!おにーさんもたべてるでしょ!?」 「んなわけねーだろ。何と勘違いしてんのやら。むーしゃ、むーしゃ。」 そう言ったお姉さんの手にはクレープ・・・ 「いや、餃子の皮とか紙に似てるけどさぁ。あとコレとか。」 「む・・・むきゅぅ?・・・おにいさんが、かみ・・・?むきゅ・・えれえれ・・・・・・」 最近、何描いても誰かとかぶっているような気がしてなりません。 このくらいのネタだと、誰かが書いててもおかしくない気がするんですけどねー。 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 再生紙は最大手紙器業者すら赤字になるくらいコスト莫大なので、なんでも食うゆっくり は業界の救世主だよ・・・。 -- 2017-10-24 13 44 38 再生紙が作れなくなって紙資源が枯渇するぞ。 そんなこともわからないのか…ばかなのしすの? -- 2014-05-03 12 50 37 思い込みの力ってすごいね -- 2012-12-29 12 10 46 紙食べてさせて>うんうん・しーしー集めて> バイオ燃料の材料と絞りかすは肥料にして木材用の樹木の栄養 木材>紙>ウンシー>燃料・肥料 これ・・・すごくね? -- 2012-08-12 12 29 51 栄養にならんだろあっ!そうかゆっくりの何でも餡子に変換する能力のおかげか -- 2012-07-11 14 51 38 いかさんのにおいwww -- 2012-04-21 17 21 46 あんまり紙食べ過ぎると、再生紙とか作れなくなるんじゃ、とか思ったりする -- 2010-10-10 04 08 24 面白いです。そのうち誰かが入れ知恵して空き缶なんかも食べちゃうんじゃ・・・。 紙を食べ物と思いこんでるゆっくりから良いやつだけ抜き出し古紙ポストっなーんてね -- 2010-08-13 21 26 46
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ゆっくり種6 10KB パロディ ドスまりさ 希少種 現代 愛護人間 創作亜種 ゆっくり種5の続きです 『ゆっくり種6』 希少種 独自設定満載 種のパロディなので先読み余裕です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 薄暗い部屋にパソコンのモニターの明かりだけが目立つ、 そこでコーヒー片手にパソコンを操作する男性、 特餡研究所の所長である。 「所長は何故、ゆっくりにかかわるのですか?」 秘書らしき女性が特餡研究所の所長に尋ねる。 「私は・・・・進化が見たいのだよ。」 「進化ですか?」 「そう進化だ!人はどうやって進化したと思う?」 進化と言われて首を傾げる女性、 「戦争だよ。憎み争う事により人は知恵を得ていったのだ、 近いレベルの相手と競えばより早く進化出来る。」 所長は興奮気味に続ける。 「ゆっくりにとって、世界は敵意で満ちている。 しかしゆっくりは、それらから逃げ惑うだけだ、 それでは進化しない・・・・ 私は、ゆっくりが戦えるのは同族しかいないのだと気が付いた。 だからゆっくりに、戦う力と理由を授けたのだよ。」 ゆっくりの進化が何をもたらすのか、女性には理解出来なかった。 所長に恐ろしげな何かを感じ言葉が出ない、 また薄暗い部屋に、キーボードを叩く音だけが響いていた。 『あのとおくにみえるおうちが、やまめたちのむれだよ。』 あーえんぜるさんは、こいしとやまめの群れへと向かっている。 後ろに繋がれたスィーで動けないドスまりさは、イビキをかいて寝ている。 『ぱちゅりー、ほりょはどうするの?』 スィまりさは、ぱちゅりーに捕虜の扱いについて尋ねる。 『むきゅう・・・・・ぱちゅは、どこかではなしてあげようかとおもうの・・・・ どすのところへはつれていけないし、だからといってころしたくはないの・・・・・』 山向こうのドスまりさの群れへ捕虜を連行してしまうと、 さなえやドスまりさは、間違い無く殺されるであろう。 敵であってもゆっくりが死ぬのは、 ぱちゅりー達にとって気持ちの良い話ではなかった。 希少種のさとりとの関係がある群れだからこそ、命を平等に見る事が出来たのである。 『・・・・いいの?』 この会話を聞いていたさなえが口を挟む。 『ほんとうにそれでいいの?さなえはつうじょうしゅのてきなのよ? さとりをころしたゆっくりごろしなのよ?』 『むきゅ!さなえをころしたら・・・さとりはよろこぶの?』 『・・・・・・・・・。』 ぱちゅりーの問いに、さなえは答えられない、 あの優しいさとりが他ゆの死を喜ぶはずが無い、 たとえ自分を殺した者であっても、悲しい顔をするだろう。 『みんないきているのよ?ぱちゅは、みんなびょうどうだとおもうの・・・・ いのちにきしょうしゅもつうじょうしゅもないわ。』 さなえは黙るしか無かった。 これまでさなえは、命の重さを軽んじたつもりは無い、 しかし自分の中で、確信犯的に許される気がしていたのでは無いかと怖くなる。 重い空気に包まれるあーくえんぜるさんに、1つの影が映る。 『『『れみりあだぁぁぁぁぁ!!!!』』』 上空にれみりあを見つけて、皆パニックになる。 『だいじょうぶだよ。あのれみりあはやまめのなかまだよ。』 れみりあはやまめの仲間であるらしい、 あーくえんぜるさんに、こいしとやまめの姿を確認すると、 灯台へと帰って行った。 『れ・・・れいむたちをたべたりしない?』 『だいじょうぶだよ。やまめのところのれみりあは、みんなとなかよしだよ。』 『ゆゆ・・・だったらいいんだけど・・・・』 やまめに大丈夫と言われても、ここまでの道中に何度もれみりあに襲われてきた。 その恐怖は拭い切れない。 灯台に近づくにつれ大きな影が見えた、 どうやら男性のようである。 灯台自体は人間の物なのだから、人が居ても不思議では無い、 しかしその灯台が、やまめとこいしの群れ言うのは理解出来なかった。 『こいしはゆっくりにげるよ・・』 人影を確認したこいしが慌てて逃げ出す。 しかし目論見は潰える。 灯台にいた男性が、猛ダッシュで砂浜を駆けてくる。 ゆっくりの速度では逃げる事なぞ出来ない、 『いやがらないでかまってあげてね。』 他人事だからか、こいしを引き止めるやまめ。 男性は砂煙を上げて走って来る。 「こ~い~しちゅ~わぁ~~~~~ん」 ラガーマンがボールを拾うが如くのスピードで、 こいしを拾いあげる男性。 「無事だったんだねぇ~良かったよぉ~ パパは心配したんだぞぉ~」 こいしに顔を、グリグリと擦りつける男性、 やまめは、苦笑いを浮かべている。 こいしは、うんざりした表情であった。 男性はひとしきりこいしを愛でると、 あっけにとられて見ていた、あーくえんぜるさん一行に声をかけた。 「君達が、こいしを送り届けてくれたのだね? ありがとう感謝するよ。 私は、こいしとその他大勢の保護者で、あの灯台に住んでいる。 こいしパパと呼んでくれたまえ、はっはっはっは~」 やまめや群れの仲間は、その他大勢で片付けられた。 『・・・・・うざい』 これでもかと言わんばかりに、嫌そうな表情でこいしは呟く。 「どぼちでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉ」 『きょ・・・・きょうじゅは・・・ こいしいがいには、まともだからきにしないでね?』 やまめは、完全に引いてしまっているぱちゅりー達に、 一応のフォローを入れる。 『き・・・・・きょうじゅ?』 ぱちゅりーは、男性を教授と呼んだやまめに聞き返す。 『そうだよ。きょうじゅはかしこくてえらいんだよ。 だからきょうじゅなんだよ。』 「まぁまぁ・・・こんな所で立ち話もなんだから、灯台のラボに来たまえ、 送って頂いたお礼にご馳走させてもらうよ。」 こうして、あーくえんぜるさん一行は灯台へと招待された。 灯台の下には、この男性の住処と思われる家と、 入り口が開放されているプレハブ小屋があった。 小屋の中には、沢山のゆっくりが入っていた。 その種類は様々で、 通常種はもちろんの事、 れみりあ、めいりん、ゆゆこやれてぃ等の希少種も揃っている。 小屋の中で、争う事無く仲良くしているのが窺えた。 『むきゅう!これはどおいうことなの?』 ぱちゅりーには信じられない光景であった。 めいりんはまだしも、 ゆゆこやれてぃ等の捕食種が、通常種と仲良くするなぞ、 見た事も聞いた事も無かった。 『これがやまめたちのむれだよ。』 「はっはっはっは~驚いたかい? ここは通常種と希少種が、共に暮らす群れなんだよ。」 教授の言葉に、耳を疑うぱちゅりー。 『むきゅぅ?そんなことありえないわ・・・・』 「普通はそうだろうね。」 教授は腕を組みながら頷く、 「しかし、ここは特別なのだよ。 捕食種と言えども、しっかりしたカリキュラムを組んで教育すればこの通りさ。」 そのカリキュラムの成果が目の前にあるのだ、 信じるしか無かった。 その晩は、歓迎の宴会が行われた。 皆にそれぞれゆっくりフードが置かれ、他にも沢山のお菓子が用意された。 ここ数日は戦闘続きで、 十分な食事を取れていなかったのでありがたかった。 皆が食事を取っている間に、 教授は、やまめからの報告を聞いていた。 「そうか・・・・やはり希少種の群れに変化が現れだしたか。」 これまでも小競り合いは頻繁にあった、 しかし虐殺目的の行動は、ゆっくりの性質に合わない、 「裏で意図的に、誘導されてると考えるべきだろうな・・・・」 教授には、思い当たる節があった。 しかしそれに対処する事は出来ないでいる。 せめてここだけは、共存出来る場所を維持してやりたい、 そのためのカリキュラムである。 通常種にある希少種への悪意を無くし、 捕食種に共存意識を持たす事、 この実験スペースでは、一応の成功を収めてはいる。 しかしこのカリキュラムを、全てのゆっくりに行う事は不可能であり、 通用するかも未知数である。 「やまめ、また偵察を頼む。で・・・・・・・・・ こいしちゃんを連れて行くのは寂しいからやめて・・・・」 『やまめがつれていってるんじゃないよ。かってについてくるんだよ。 ゆっくりりかいしてね。』 やまめは、教授のこいし馬鹿には苦笑するしかなかった。 これさえなければ立派な人なのに・・・・ 捕虜である、さなえやドスまりさにもご馳走が振舞われた。 『はい、おくちをあけてね』 横ばいにされているドスまりさの上に乗り、 食べ物を口に放りこんでやるれいむ。 『ありがとうなんだぜ、む~しゃむしゃ~・・・しあわせ~』 『ゆっくりたべてね、いっぱいあるよ。』 さなえの分はこいしが運んだ。 『これはさなえのぶんだよ、ゆっくりたべてね。』 さなえの前に食べ物を置いてやる。 しかしさなえは、食べようとはしなかった。 『たべないとゆっくりできないよ?』 こいしがさなえを心配する。 さなえは顔を横にふりながら答えた。 『さなえには、ほどこしをうけるしかくがありません・・・』 『しかく?』 『さなえは、さとりやまりさをころしたゆっくりころしです。 そのむれのほどこしをうけるなんて・・・・』 さなえは、通常種への憎しみが消えた訳では無かったが、 本当に自分の行動が正しかったのか、迷いを感じていた。 『たべなきゃだめだよ。』 れいむがさなえの側にやってくる。 『・・・・・・さなえは、れいむのまりさをころしたのですよ?』 少し悲しそうな表情でれいむは語る。 『うんそうだね・・・・・でもさなえには、まりさやさとりのぶんも ゆっくりいきるせきにんがあるんだよ。』 『いきるせきにん・・・・・』 奪った命の罪を生きる事償う、 さなえには考えた事も無い発想であった。 『にくくはないのですか?』 『れいむは・・・・・かなしいけどうらまないよ。』 『!』 恨まない この言葉が、さなえの頑なであった心に風穴を開けた。 『さなえはさとりのともだちなんでしょ? さとりのことをきかせて・・・』 こいしは、さとりの思い出話を聞きたかった。 彼女はどんな暮らしをして、あれほど強く優しいゆっくりなったのかを。 『れいむも、さとりのことをききたいよ。 はなして~はなして~』 『わかりました。さなえの知っているさとりについて、 おはなしさせていただきますね。』 さなえは、さとりとの研究所での生活や思い出を語った。 れいむからも、脱走後のさとりの話を聞いた。 さとりは、本当に良いゆっくりと出会ったのだと思う。 話しをしながらも、 通常種への接し方を改める必要を感じていた。 翌朝、さなえとドスまりさは開放される事になった。 あーくえんぜるさんは、山向こうの群れへと出発するにあたって、 このまま希少種を連れていけば、 ドスまりはともかく、さなえが迫害の対象にある恐れを考えての行動であった。 『どすはここにのこりたいんだぜ!』 ドスまりさは灯台への残留を希望した。 群れへ帰れば、再び通常種攻撃の命令を受けるかも知れない、 もおれいむ達とは戦いたく無く、ドスまりさは帰還を拒むしか無かった。 結局はさなえだけ開放され、ドスまりさは灯台の群れへ迎えられる事となった。 『ここでおわかれですね・・・・・もぉあうことはないかもしれません。』 『きっとまたあえるんだぜ、でもてきとしてくるのは、 かんべんしてほしいのだぜ。さなえゆっくりしていくんだぜ』 『はい・・・どすもゆっくりしていってね。』 2匹は違う生き方を選択した。 ドスまりさは戦わない事を選び、 さなえは希少種の群れで、生き方を変えていく事を選んだ。 『むきゅう!では、ぱちゅたちもしゅっぱつするわね。』 『おせわになったね、またきてね。』 『いつでもここにきていいからね。』 こいしとやまめが見送った。 この時、教授はここにいるゆっくり全てに、 再び逢えるような気がしていた。 だから引き留める事はしなかった。 「道は分かれても、再び何処かで繋がる事もあるのだから・・・・・」 違う方向へ進んでいくゆっくりを見ながらそお思うのであった。 つづく ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー まだ続きます。 なんとか頑張って完結させますので、よろしくお願いします。 デスラッチに番号をふってみました。 今後外伝もいくつか予定があり、それを時空列に繋げる自信が無かったので、制作順にしました。 またこうすれば?と言う意見があればよろしくお願いします。 誤字・脱字等あれば勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 ふたば系ゆっくりいじめ 1192 まりさとおちびちゃん ふたば系ゆっくりいじめ 1209 ゆっくり種5 ふたば系ゆっくりいじめ 1215 まりさとリボン ふたば系ゆっくりいじめ 1219 まりさと春 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る